米国版「ビリギャル」ムービー
犬や猫が出てくる映画には名作や秀作が多い。
これはシナリオが優れているというよりも、もしかしたら動物たちのナチュラルな「演技」の魅力のせいかも。
ワンコが主役として前面に出てくるよりも、
脇役で出て画面をピリッと引き締めてくれる映画がスキ。
ちょっと凹んだときは、しんみりさせるのではなく、
元気をくれて笑顔になれる映画がみたくなるね。
そんなわたしのお気に入りの映画の1つが、チワワの登場する「キューティブロンド(2001年)」。
少し古い作品だけど、「元」女の子のわたしが今見てもワクワクするようなオシャレなポップさが満ち満ちている。
現実離れしたドタバタコメディなのに、最後に正義が勝つスッキリとした爽快感とともに、勇気や元気がわいてくる。
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エル・ウッズは全てを兼ね備えた女の子。だがボーイフレンドのワーナーに“ブロンドだから”という理由でフラれてしまう。
彼がハーバード・ロースクールに進学すると知ると、ヨリをもどすべく自らも猛勉強の末 ハーバード大へ入学する。
エルは自分の人生のため、彼のため、そしてブロンドの誇りをかけて戦うことになる!
「キューティ・ブロンド2」では、動物実験がテーマに使われて、ますますワンコに焦点が当たる。
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ハーバード・ロースクールを優秀な成績で卒業したエルは、晴れて大手法律事務所に就職、恋人エメットとの交際も結婚まで秒読み段階と、仕事もプライベートも順風満帆な毎日を送っていた。
そんなある日、エルは2人の結婚式に大事な愛犬ブルーザーの母親も招こうと思い立つ。
さっそく母犬探しを始めたエルとブルーザーだったが、ようやく見つけた母犬は、とある実験施設で化粧品開発のための実験台にされようとしていた。
ショックを受けたエルは、母犬を救うため“ピンクの勝負服”を纏い、政治の中心地ワシトンD.C.へ乗り込む!
日本でも有村架純ちゃん主演で映画化された「ビリギャル」にも通じるところがある。
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全国模試偏差値は30、ローマ字が読めるくらいの英語力だった金髪ギャルの女の子が、1年で英語の偏差値を70まであげて、慶應義塾大学に現役合格したというノンフィクションのストーリーだ。
金髪(ブロンド)の他に、2人の女性に共通するところはどこだろう。
解釈は様々だが、「人は変われる」というのが最大のテーマ。
直接は描かれていないけれど、自分を常に応援してくれる身近な仲間や親友の存在は欠かせない。
愛犬はその第一候補かも。
チワワのムーニー(ブルーザー)は今どこに?
主役のリース・ウィザースプーンは、よく見ればそんなに美形なわけではないファニーフェイス。
でも、話が進むにつれて、リース演じるエルが魅力的に見えてきて、応援したくなる。
エルの魅力は、ピンクでまとめたファッションに、小柄ながらもボンキュッボンの抜群のスタイル。
タイトル通り、ブロンドのロングヘアのアレンジもさえている。
しかし、何より、そのキュートさを2倍、3倍と引き立てているのが、エルのお供のチワワ「ムーニー(役名ブルーザー)」。
ついでにムーニーのお友達のブルドッグもキュート!
大学の寮にワンコを同伴させるのってアリ?
と驚くけど、そこは映画だからOK。
勉強中のエルや、お出かけ中のエルの隣に、ごく自然に寄り添っている姿が、何とも言えず愛らしい。
チワワにはそれほど関心がない人でも、ムーニーのまん丸で吸い込まれそうな大きな瞳に見つめられると、チワワ飼いたい!とつい思ってしまうはず。
バッグにちょこんと入れて運べるチワワのコンパクトさは、若い女子より、われわれシニア世代にこそぴったりではなかろうか(笑)。
ムーニーは18歳の犬生をまっとうして、2016年に亡くなった。
でも、映画の中でムーニーはキラキラしたまま生き続ける。
前向きに生きたい犬大好き女子に超おススメの映画だ。