最近、テレビなどで何回か紹介されている京都・美山町の「かやぶきの里」。
「かやぶき屋根」は、日本の農家の原風景だが、今ではめったに見ることが出来なくなった貴重な建物。
4月のぽかぽか陽気に誘われて、愛犬を連れて「かやぶきの里」へ。

桜の季節だから綺麗な写真が撮れるかな♪
住所・アクセス・駐車場
<住所>
京都府南丹市美山町北丁田
<アクセス>
名神高速道路~京都縦貫自動車道(園部IC 下車)~府道19号~府道38号 (大阪市内から約1時間45分)
<駐車場>
無料駐車場(約100台)
美山町かやぶきの里ってどんなとこ
美山町内には、まだ多くのかやぶき屋根の家屋が残っていて、特に北集落には50戸のうち39戸がかやぶきの屋根のまま保存されている。
このかやぶき屋根の家屋は、江戸時代中頃から末期にかけて建築されたものらしい。
1993年(平成5年)に集落全体が国の「重要伝統的建造物群保存地区」として指定されている。
そして、住民らの出資によって「有限会社かやぶきの里」が設立されて、建物の維持管理と観光施設としての運営を組織的におこなっている。

そもそも「かやぶき屋根」を知らないし、見たこともない子供たちや大人も多いかもね。
一度は本物に触れてみてもいいんじゃないかな。
かやぶきの里を散策
府道38号線を由良川に沿って北へ進んで行くと、「美山」という町名通りの「美しい山々」が出迎えてくれる。
そして「道の駅 美山ふれあい広場」から車で10分ほど走ると「かやぶきの里」に到着する。
駐車場は約100台程度の無料駐車場が用意されている。
北方向を見ると趣のある「かやぶきの集落」が目に入ってくる。

なんだか、癒される光景だね。
まさにタイムスリップした感じ。

集落全体は以下のMAPに示すとおりだ。

駐車場から集落までは少し沿道を歩く。

地元の味を楽しむなら「きび工房」
地元原産のもち米、きび、あわ、などから作られた団子、おはぎ、きび団子、餅などが販売されている「きび工房」。

「お食事処きたむら」でちょっと一服
美山産のそば粉を使った手打ちそばが食べられる「きたむら」。

集落内を巡ってみよう
集落の中に入っていくと、印象的な赤い郵便ポストが目に飛び込んでくる。
満開の桜をバックに、昔話の中のような光景が広がる。





普通に生活されている農家さんもあるから、邪魔にならないようにマナーを守って散策しようね~。
スクールバスが到着し地元の小学生が降りてくる。
1人、2人、、、数えてみると意外にも5人も降りてきた(!)

ビデオでのイメージ↓
スイーツが美味しい古民家カフェ「彩花」
美山スイーツが食べられる(正真正銘の)古民家カフェ「彩花」。

由緒ありげな「稲荷神社」
集落の東端には地元の「稲荷神社」がある。
かなり古びてはいるが、歴史を感じさせる神社だ。
ご神木のトチの木は樹齢400年と言われている周囲5.1メートルもある巨木。


美山民族資料館
かやぶきの家屋と古くからの農機具、生活道具など約200点以上が展示されている。
運営:かやぶきの里保存会
料金:大人300円 高校生150円 小、中学生無料

宿泊するなら民宿「久や」
集落内には民宿が2軒(久や/またべ)あり、宿泊料は1名1泊1万円前後とリーズナブル。
「いろり」や地元食材の料理のおもてなしがあり、まさに古民家暮らしを実体験できる。

手作りプリンが人気「美卵(みらん)」
地元でとれた濃厚な卵と原乳から作られた手作りプリン、美山牛乳ジェラートが人気のカフェ。

売り切れ御免の「美山米パン(吉之丞)」
米パンも販売されている。
売り切れ次第、閉店となるので興味のある方は早めに寄っておこう。

普明寺(ふめいじ)
南北朝時代(14世紀中頃)に春屋妙葩(しゅんおくみょうは)の創建とされるお寺。

鎌倉神社
八幡神社の隣にひっそりとたたずむ鎌倉神社。
小さな神社だけど、かなり長い歴史を感じさせられる神社。


鎌倉神社からは集落が見渡せるので欠かせないサイトスポットだ。
この日は桜も満開で、幻想的な風景が広がっていた。

御神木に触れよう「八幡神社」
1071年創建といわれる歴史ある神社。
毎年10月に集落の中をみこしを担いで練り歩き、厄払い、家内安全を祈願するらしい。




とても繊細な彫刻が刻まれていて、京都府指定文化財に指定されている。

空に向かってまっすぐ伸びる大きなご神木が印象的かつ神秘的。
美山の里のパワースポットと言えそうな場所だ。
わたしも家族安全を祈願しておいた。

その他のおススメ
河原でも遊べるよ♪
集落を散策した後に、側を流れる「由良川」を探索することに。

川沿いから見えるかやぶきの里も素敵だ。

河原はノーリードでも安全♪

蓮如上人の「蓮如の滝」
そして帰り道で、滝を発見!

しかし、台風などの被害で滝は荒れてしまっている(涙)
だが、川の水はとても澄んでおり、滝の水が流れ込む美しい風景の復活を期待したい。


お土産のおすすめスポット
地酒を味わう「美山路 酒の館」
綺麗な水と美味しいお米が採れるところには地酒あり!
その場で何種類かの地酒を試飲させてもらえるのでぜひ立ち寄ってほしい(ドライバーは飲酒NG!)
地酒の「てんごり」は女性にも飲みやすいフルーティな味わいだ。



道の駅 美山ふれあい広場
道の駅も外せないスポット。ふらっと美山に「ふらっと」立ち寄ってみよう。


美山牛乳は評判が高い。


いろいろ立ち寄って、今回の戦利品はコチラをゲット!
毎回感じるが、特に野菜は新鮮かつ安いことに驚かされる。

まとめ
美山町の「かやぶきの里」は、期待通り「日本の原風景」。
今年は、平成から令和に変わる年だが、ここは未だ昭和の香りがただよっている。
桜の咲く春も美しいが、季節が変わるとともにいろいろな顔を見せてくれる。
また改めて訪れたくなる場所だ。

新しいものも良いけど、こういう古き良きものは大切に守って行きたいよね。

同感!

同感!
皆さまも、「かやぶきの里」でワンコともども癒されてみてはいかがでしょう。