こちらの記事でお伝えしたとおり、さんふらわあ(神戸⇔大分)フェリーに乗って、わんこを連れた初の船旅にチャレンジした。
もしもフェリーが欠航したら-いつ、どこで分かる?キャンセル料と払戻しは?で書いたように、往路は「フェリー欠航」という思わぬ事態に直面したものの、復路では無事、船旅を満喫した。
さんふらわあでの旅の模様にしばしお付き合いくださいませ。
ペットと一緒にさんふらわあ
神戸⇔大分航路の「さんふらわあ ごーるど」と「さんふらわあ ぱーる」には乗船中、同じ客室でペットと一緒に過ごすことのできる「ウィズペットルーム」が用意されている。
現時点で、関西と九州間のルートでは、ペットと同宿できるのは「神戸⇔大分」航路のみ(2018年には「大阪⇔志布志(鹿児島)間も新造船でペットルームができる!)
「神戸⇔大分」、「大阪⇔別府」、「大阪⇔志布志(鹿児島)」航路には、同室ではなくペットをケージに預けるペットルームが用意されている。
ただし、ペットルームの面会時間は夜間22時までと翌朝5時半からに限られて、消灯後は施錠される。
というわけで、甘えん坊のワンコがいる我が家の場合、「ウィズペットルーム」が設けられた<神戸~大分>ルートを選ぶしかないのだ。
ウィズペットルーム
ペットルーム概要
部屋:洋室2段ベッド1
設備:洗面台、テレビ、二段ベッド、空気清浄器
備品:ハンガー、歯ブラシ、タオル、スリッパ、大人用ナイトウェア、救命胴衣、ペット用皿(お水用・エサ用各1枚ずつ)、ペットシート、粘着クリーナー
部屋:洋室2段ベッドx2
設備:洗面台、テレビ、二段ベッド、空気清浄器
備品:ハンガー、歯ブラシ、タオル、スリッパ、大人用ナイトウェア、救命胴衣、ペット用皿(お水用・エサ用各1枚ずつ)、ペットシート、粘着クリーナー
上記のとおり、ペット用品としては、お皿とペットシートとコロコロ。
これで十分かなと思うけど、気になる人は日頃ワンコが使っているベッドやトイレを持参するのがよい。
客室の中ではゲージから出してもOKだが、汚れるのが気になると思うので、バスタオルやワンコ用のシートを用意しておきたい。
ただし、ベッドやソファーの上、またシャワーの利用は禁止されているので注意しよう。
2段ベッドに寝るなんて、いったい何年ぶり?いや何十年ぶりだろう(笑)。
テレビ小っちゃ!その代わり、無料Wifiが使用可能だ(password:sunflower)。海上なので接続は不安定だけどPCを持参しておくと便利。
旅日記も海を見ながら更新できるね。
お部屋の詳細は↓の動画をご参考に。
ペットルームは他の客室からは遮断された端にまとめて配置されているので、一般客に迷惑をかける可能性は少ない。
他のワンコの鳴き声も、廊下を通るときは聞こえるが、気になるほどではなかった。大半の犬が、ふだんから無駄吠えしないようにしつけられているようだ。
予約方法と料金
旅客運賃とは別にペット室料金8,600円(繁忙期は12,600円)が必要なところ、上記表の「船に泊まろう。ペットと一緒 マイカープラン」だとペットの料金も含まれるため、このプランで事前予約しておくことが望ましい。
船内の施設
車を運転して疲れ果てて乗船した後は、マッサージ椅子に座ってゆっくり。
船内のレストランは、洋食/和食共に充実したバイキング(大人約1500円/子供約1000円)が提供される。
もちろん船外から持ち込んで客室で食べてもよい。
販売機と売店でも軽食、飲み物、お酒類を購入できる。お酒はコンビニと同等の価格で販売されているので、持込よりも船内で買うのが便利かも。
売店が閉店した後も、軽食が買える自販機があるので、夜中に小腹が空いたときも安心。
だけど、なんと言っても嬉しいのが無料で利用できる「展望浴場」。
旅館のようなゴージャスなお風呂ではないが、十分な大きさの湯船にゆったりとつかれるのがありがたい。
浴室内にはシャンプー・コンディショナー・ボディシャンプー、脱衣所にはドライヤーが用意されている。タオルは各自持参のこと。
乗船から下船まで
1.乗船できるペットは?
①秋田犬、紀州犬、土佐犬、ジャーマン・シェパード、ドーベルマン、グレートデン、セントバーナード、アメリカン・スタッフォードシャー・テリア(アメリカン・ピット・ブル・テリア)は原則不可。
②神戸⇔大分航路・大阪⇔志布志航路は、幅60cm・全長120cm以内のケージに入るワンちゃん
③大阪⇔別府航路は、幅30㎝・全長60cm以内のケージに入るワンちゃん
2.出航時間の1時間30分前までにターミナル乗船場に到着し、案内された場所に駐車する。
3.フェリーターミナル窓口で乗船手続きを行う。
車検証と1年以内の予防接種証明書(狂犬病、各種ワクチン)を提示し、ペット同伴に関する誓約書を記入する。
4.乗船の案内まで車内で待機する。ペットルーム乗客は一番先に乗船(下船は最後)。
5.乗船後、ペットをケージに入れて客室に入る。誓約書を受け取りに来た係員に誓約書を提出する。
6.客室外やデッキ(甲板)での散歩はNG。
まとめ
甲板から眺める夕焼けとともに、九州の地からもサヨナラ。
復興中の熊本の街、チューリップ満開のハウステンボス、地獄巡りの別府、広大な阿蘇の山々--いろんな光景が頭に浮かんでくる。
この揺れがかえって気持ちよくて熟睡できた~
のんも一日遊び疲れたのか、数秒も待たずにクーっと夢の中。
目覚めたときは、明石海峡がすぐそこ。
想像していたよりも、ずっと簡単で便利で楽しいフェリーの旅だった。九州旅行で同じ宿だった家族がお隣の部屋で偶然に再会するという嬉しいサプライズも!
気象条件による「欠航」さえクリアできれば、再度チャレンジしたいな。
船旅をご検討中の方々の参考になれば幸い。よき旅を!