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中年のわたくし、多くの同年代の人々と同様、歯周病に悩んだ経験あり。

 

徹底的な治療で何とか歯を失わずにすみ、3か月に1度の歯医者さん通いで良好な状態をキープ中。

 

おかんおかん

虫歯もつらいけど、歯周病も知らないうちに進行するから怖いんだよね。

 

それはヒトもワンコも全く同じ。

ワンコは虫歯よりも歯周病にかかりやすい?

歯石を取っていれば大丈夫?

元々犬は肉食なので、獲物の骨をかじっている間に食べカスが取れる。

 

ところが、現代のペットのワンコたちの主食はほぼペットフード。ウェットタイプでもドライタイプでも歯に詰まりやすい。

 

食べカスの中の細菌と、唾液とが混じり合ってできるのが「歯垢」で、その歯垢が石灰化したものが「歯石」(歯垢は3日で歯石に変化)。歯石を放っておくと、歯石表面に細菌が繁殖し、骨(歯槽骨)の組織を破壊していく。

 

その結果、「お口臭い!」だけでなく、「歯がぐらつく」、ついには「抜けてしまう」という結果に至るのだ。さらに、血液が細菌を全身に運ぶため、軽い尿毒症などの全身の症状を伴う内蔵の疾患を引き起こすこともある。

 

この歯石を取り除かない限り、歯周病の完治はあり得ない。だから、定期的または不定期に動物病院に歯石取りに通うという飼い主さんもいる。

 

でも、病院での歯石取りの主なデメリットを2つ挙げておこう。

歯石取りのデメリット

  • 料金が高い

病院によって差があるが、通常は3~5万円

 

そもそも保険が効かないのでワンコの診療代は高いのだが、歯石取りの料金が高いのは、「技術料」にプラスして「麻酔代金」がかかるからだ。

 

麻酔を省くと料金はぐっと下がるが、人間でも麻酔なしで歯石を取るのは恐怖。そんな力業は可哀想すぎる・・・。

 

  • 麻酔が必要

上で書いたように麻酔が必要なため、他の心配も出てくる。

 

実は我が家のワンコ、不妊手術をしたときに麻酔をかけたが、麻酔中に心拍がごく短期間止まったのだ。

 

その後、心拍はすぐ再開したものの、トイプードルのような小型犬の場合、麻酔薬を調整することがとても難しいらしい。今は、麻酔薬や麻酔の投与方法もどんどん進化していて、「今後麻酔を打っても心配ない」 と獣医さんには言われたけれど、全身麻酔への不安が大きい。

 

小型犬だけでなく、病気の犬や高齢犬も、麻酔リスクが比較的高い。

 

おとんおとん

やっぱり日々の歯磨きが大事だってことだね。

歯磨きの方法

子犬だけでなく、今までずいぶんサボっていたわというシニア犬も今から歯磨き習慣をつけたい。何事も始めるのに遅すぎるということはない。

 

ただ、いきなり歯磨きを始めるのは、警戒心を持たせて「歯ミガキ大嫌い」ワンコにしてしまうと大変。まずは口の中を触らせる練習から始めよう。

  1. 指に犬のおやつ用のジェルやチーズなどを塗る
  2. 指をワンコの口に近づけてなめさせる
  3. そのまま指を口の中に入れて歯に触る

 

こんなふうにして、口周りや口の中を触るのに慣れてきたらこっちのもの。

 

これを応用して「犬用歯磨きジェル」「歯磨きペースト」で、ワンコの歯をマッサージするように磨いてやるといい。、

 

その他にも、

  • 歯ブラシ
  • 歯磨き用サック
  • 歯磨き用ガーゼ

なども利用できる。

 

 

こちらの記事で紹介したイベントのLIONのブースで、歯磨き用の試供品をいただいたのでご紹介。

 

 

いきなり歯ブラシから始めるよりも、このようなシートの方がハードルが低いかも。

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LION歯磨きシート

 


ガーゼは飼い主の指の感触がそのまま伝わるので、ワンコも慣れやすい。ガーゼのストライプの凹凸が汚れをふき取る効果をそなえる。

 

ガーゼをしっかりと指に巻き付けて、しっかりキュッキュッと磨くと、茶色い色がつく。

 

指に丸めたシート

 

ワン!ポイント

おかんおかん

汚れやすいのは奥歯なんだって。

 

前歯は比較的汚れがたまりにくい一方、奥歯、特に上の奥歯には汚れがたまりやすい。前歯から始めてだんだんと奥歯まで進めていこう。

並行して歯磨きガムも

<歯磨きガムの効果>

  1. 噛むことで歯垢を落とす。
  2. 唾液の分泌を促す(唾液には細菌の感染を防ぐ成分が含まれている)。
  3. 口臭を防ぐ。

 

 

LION歯磨きガム成分





美味っ!

 

こんなにご機嫌で効果が得られるるなんて、ガム最高!と思われるだろうが、使用時には注意も必要。

 

<ガム使用時の注意点>

  • 硬さに注意

骨ガムなどの硬すぎる製品は、歯を傷める可能性もあるので、硬さに注意する。

  • サイズに注意

大きすぎると口の中を傷つけることもあり、丸呑みすると危険。小型犬用を選ぼう。

  • 速度に注意

急いで食べさせると、あっという間に食べたり、そのまま飲み込んだりしてしまう。特に奥歯で重点的に噛ませるように、手に持ってスピードを調節する。

  • 頻度に注意

気が向いたときに与えるだけでは、歯垢が歯石になるスピードに間に合わない。毎日の習慣にしよう。

 

 

こちらの記事では「オーラベット」を紹介。

おかんおかん

ただし、ガムはデンタルケアの補助として使うべきで、これだけでは歯垢は取りきれない。

ガムと一緒に、毎日の歯磨きも実行しながら、ピカピカの白い健康な歯を守ってあげようね。

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