岡山県民にとっては、おなじみの山、「鷲羽山」。鷲が羽を広げた様子に似ていることからこの名がつけられた。
昭和9年、瀬戸内海は、雲仙・霧島とともに日本で最初に国立公園に指定された。
国立公園の父ともよばれる田村博士は、初めて鷲羽山に登ったとき、意外な絶景を発見して、しばらくうっとりと無言になったという。この鷲羽山の「発見」が、瀬戸内海国立公園の誕生につながる大きなきっかけとなったのだ。
鷲羽山ってマイナーな山だと思ってたけど、そんな裏話があったんだ。
このように、鷲羽山は、日本初の国立公園である「瀬戸内海国立公園」の中でも代表的な絶景スポットだ。
ちなみに鷲羽山と言えば、「瀬戸大橋の見える遊園地」、ブラジリアンパーク鷲羽山ハイランドがある。この遊園地、実はペットOK 😀 なので(*入場できないエリアもあり)、家族と一緒にワンちゃんも連れていってあげては? でも、今回われわれは、遊園地ではなく、鷲羽山の遊歩道をワンコを連れてお散歩してきた。
倉敷を訪れたなら、ちょっとだけ足を延ばして鷲羽山にも行ってみるといいよ。
青い海と瀬戸大橋のパノラマは一見の価値あり!
山と言っても、ふもとから標高133メートルの山頂までは遊歩道が整備されてるから、子犬でも大丈夫だね。
基本情報/アクセス
住所:岡山県倉敷市下津井田ノ浦1-1
交通アクセス(車🚙):瀬戸中央自動車道「児島IC」から約10分
交通アクセス(公共):JR児島駅から下津井循環バス🚌約30分、「鷲羽山第二展望台」下車徒歩5分
犬連れの場合は、ほぼ自動車一択かな? 駐車場は普通車362台分が用意されており、嬉しいことに無料 😛 。
鷲羽山のおすすめルート
瀬戸内海と瀬戸大橋の全景は「第二展望台」から見渡せる。
ただ、せっかく訪れたから鷲羽山のおすすめスポットを全部回ってみよう 💡 と思う方は、以下のルートを参考に⤵
<鷲羽山一周ルート>
鷲羽山駐車場==<4分>==①第二展望台(レストハウス)==<2分>==②自然研究路(分岐点)==<8分>==③ビジターセンター==<3分>==④山頂==<5分>==⑤古墳群==<5分>==⑥あずまや(瀬戸大橋が真正面に見える展望所)==<20分>==①第二展望台(レストハウス)==<4分>==鷲羽山駐車場
このコースを周ったら、写真を撮る時間や、ちょっと休憩する時間を含めて、往復で1時間くらいかな。
わたしたちは、この日はちょっぴりショートカットして、「第二展望台」~「自然研究路」~「ビジターセンター」~「山頂」のルートを往復することにした。
レストハウスでは、景色を見ながら、瀬戸内海の鮮魚を使ったぜいたくな御膳や、下津井名物のたこ飯を楽しむのもGOOD! ただしワンコはNGなので、たこ飯は次回までお預け( ノД`)。
4月某日、快晴のお散歩日和。青い空と青い海に挟まれて、瀬戸大橋がくっきりと浮かび上がって見える。
多島美(たとうび)を堪能
そして、「日本の20世紀遺産20選」の1つ、瀬戸大橋が眺められるというだけでなく、この鷲羽山から見る景色が、瀬戸内海屈指のものだとされる理由がある。その理由とは、
- 視野が広いこと
- 近くから遠くまで見渡せること
- 小さい島々がたくさん眺められること
- 適度な標高にあること
鷲羽山の標高133mは絶妙な高さで、これより高かったら島々が遠くなって、低かったら島々が重なり合うんだって。
このように、内海で、大小の島々が連なっている詩情豊かな景観を「多島美」という。日頃聞きなれない言葉だが、多島美は日本が海外に誇る宝だと思う。エメラルドグリーンの沖縄の海も美しいけれど、わたしは瀬戸内海の連なる島々を含めた海が大好き。
日差しが気持ちいいワン
山頂へと続く坂道もさほど急ではなく、わが家のワンコ(5カ月現在)も十分に登れるくらい。この日、何頭かの小型犬や中・大型犬が散歩を楽しんでいた。
みなさま、参考にしていただけましたか? わが家のノンも、初登山?を満喫した様子。生後5カ月ながら、家族の中で一番の健脚で、山道をスイスイ上っておりました💦
鷲羽山は、岡山の中でぜひワンちゃんを連れていっていただきたい場所の1つ。瀬戸大橋をバックに素敵なショットを撮影してみてください♪