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ペットと一緒に平安神宮を訪れよう

 

 

京都には歴史的なお寺や神社が数多くあるけど、意外にもペットと一緒に入れるところもあるのだ。

「平安神宮」は、平安遷都1100年を記念して建てられた国の重要文化財の神社。

そして、平安神宮のある「岡崎公園」は、リニューアル中、またはリニューアルされた「京都市美術館」や「京都市動物園」をはじめ、いろんな施設がかたまっている京都の注目のホットスポット。

その模様はコチラ↓の記事でも紹介。

 

 

今回はペットと一緒に「平安神宮」で家族の健康を祈願し、紅葉が始まりかけた「神宮神苑」を散策し、「岡崎公園」をエンジョイしてきた。

住所・アクセス

<住所>

京都市左京区岡崎西天王町97

<アクセス>

  1. 車で・・・名神高速道路「京都東インター」から約20分。
  2. 電車で・・・地下鉄東西線「東山駅」下車、徒歩10分。京阪鴨東線「神宮丸太町駅」下車、徒歩15分。
  3. バスで・・・JR「京都駅」から市バス5系統、洛バス100号系統で「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車。京都駅より約30分。
    阪急「河原町駅」より、市バス5系統、46系統、32系統にて「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車。河原町駅より約20分。

 

一代目のん一代目のん

電車、バスのときは、「バス・鉄道の達人 歩くまち京都」サイトが便利だよ。

駐車場

平安神宮周辺には収容台数の少ない駐車場はいくつかあるが、収容台数が多くて便利な「岡崎公園駐車場」を利用しよう。

 

 

この駐車場は、「京都国立近代美術館」「京都府立図書館」「京都市美術館」「ロームシアター京都」「みやこめっせ京都市勧業館」「京都市動物園」などへも近い。

「永観堂(禅林寺)」へも徒歩圏内なので便利。

コチラの平安神宮詳細近辺図も参考にしていただきたい。

<岡崎公園駐車場>
収容台数 :506台
普通車料金:1時間まで 500円、以降30分毎 200円
上限料金(日曜日、祝日を除く) 1,300円
23時~7時30分 夜間1泊700円

平安神宮を参拝

 

平安神宮境内図(公式HPより)

 

<参拝時間と料金>

境内参拝時間:6:00~17:30 ※お守・お札・朱印は7:30~
神苑拝観受付時間:8:30~17:00
拝観料:無料

 

平安神宮は、その名のとおり、上賀茂神社(かみがもじんじゃ)や下賀茂神社(しもがもじんじゃ)のように平安時代にさかのぼる古い歴史ある神社だと思い込んでいた。

でも、創建は明治28年(1985年)と意外にも最近だ。

 

おかんおかん

古き良き京都を活かしつつ、新しい風を送り込んで京都の町を盛り返したいというコンセプト。

今、全国で起こっている「町おこし」が明治時代にも京都で行われたのね。

~平安神宮公式HPより~

平安神宮は平安遷都1100年を記念して、明治28年(西暦1895年)に遷都のおや神様である第50代桓武天皇をご祭神として創建されました。

当時、京都の衰退ぶりは目を覆うものがありました。幕末の戦乱で市街地は荒廃し、明治維新によって事実上首都が東京へ遷ったことは人々の心に大きな打撃を与えました。

その状況下で京都を救ったのは、京都復興への市民の「情熱」と全国の人々の京都に対する「思い入れ」でした。

数々の復興事業を展開し、教育、文化、産業、生活などすべての面において新しい京都が模索され、同時に古き良き京都の維持継承に力が注がれたのです。

これらの熱意と一連の町おこし事業が見事に結実して、平安神宮が創建されました。

創建当時の社殿は、「国指定重要文化財」に指定されています。

 

平安神宮の敷地は広大で、境内の総面積はなんと約1万坪!

まず、岡崎公園の南にある「京都国立近代美術館」と「京都市美術館」の間に「大鳥居」がどっしりと鎮座する。

 

大鳥居

 

大鳥居をくぐり、そこから岡崎公園を抜けると「応天門」が出迎えてくれる。

 

応天門全景

 

応天門が目の前

 

おとんおとん

ここからはスリングに入ろうね。

*平安神宮の境内内は、抱きかかえるかキャリーバックに入れるなどして地面を歩かせなければペットも参拝可。

 

応天門を抜けると、目の前に広場が開ける。その向こうに建っているのが大極殿だいごくでん)(外拝殿)「内拝殿」、一番奥が「本殿」だ。

 

大極殿を臨む広場

 

この広場で真っ先に目につくのが、大極殿前に立つ左右の大きな木。

みなさんは「左近の桜」と「右近の橘(たちばな)」という言葉を耳にしたことがあるだろうか。

平安神宮は、平安京を開いた桓武天皇をおまつりしている。国家的行事を行う大極殿には天皇が座っている。

したがって、天皇から見て左側にあるから「左近の桜」、右側にあるから「右近の橘」と呼ばれるわけだ。

ちなみにお雛様の飾りにも、桜と橘の木が入っている。雛人形を飾るときは、「お雛様から見て」左に桜、右に橘を置くのを間違えないように。

 

この写真は、「私たちから見れば」左側にある見事な右近の橘。

 

右近の橘

 

大極殿の左横手には、厄除け祈願をはじめ家内安全や商売繁盛、交通安全、心願成就などいろいろなお守りがそろっている。

可愛い肉球マークの入ったペット用のお守りもあるので、大事な家族の一員も祈願してあげよう。

 

各種お守り

 

ペット用お守り(肉球マーク♫)

 

ペットと一緒に大極殿で家内安全を祈祷するとき、ここでの写真撮影は禁止なので注意しよう。

神苑(庭園)内を散策

平安神宮は「神苑(庭園)」が美しいことでも有名なので、参拝を済ませた後にノンを連れて散策することにした。

大極殿手前の左横に神苑の入口がある。

 

神苑入口

 

<拝観時間と料金>
受付時間終了30分後に閉苑予定。
3月1日~ 3月14日 拝観時間  午前8時30分~午後5時
3月15日~ 9月30日 拝観時間  午前8時30分~午後5時30分
10月1日~10月31日 拝観時間  午前8時30分~午後5時
11月1日~ 2月末日  拝観時間  午前8時30分~午後4時30分

大人:600円
小人:300円
ペット:無料

ペットはケージ内か抱きかかえをすれば入園可(地面を歩かせないようにすること)。

静けさを楽しむ場所でもあるので、吠え癖のあるペットは遠慮しよう。

 

この庭園は、総面積33,000㎡(約10,000坪)の「池泉回遊式庭園(ちせんかいゆうしき)」*で、明治の有名な造園家である小川治兵衛らにより造られたもの。

春の桜、初夏の杜若(かきつばた)花菖蒲(はなしょうぶ)、秋の紅葉、冬の雪景色と一年を通して見所がある庭園。

*池泉回遊式庭園・・・江戸時代に発達した日本庭園で、池とその周囲を巡る園路を中心に造られた庭園。

 

神苑案内図

 

ノンをスリングに入れたまま入口を入ると、ピーンと神聖な空気が張り詰めていていて、静寂感が漂うまさにパワースポット!

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庭園は、南神苑→西神苑→中神苑→東神苑の順番に、約30分くらいで周ることができる。

造園されたのは、本殿と同じく明治28年(西暦1895年)頃。

 

おとんおとん

明治時代の創建だから、京都の中だったら比較的新しいほうだね。

 

とはいえ、100年以上の時を経て地面や岩には苔がビッシリ生えていて、時の経過を体で感じることができる。

この日は紅葉真っ盛りまではあと少し。

しかし、色づき始めた鮮やかな紅葉とさわやかな緑とが素晴らしいコントラストを生み出している。

 

色づく紅葉

 

緑の神苑内を散策

 

<南神苑>

ここには紅しだれ桜が植えられていて、春には見応えがありそうだ。

 

しだれ桜

日本で初めてのチンチン電車も展示されている。

 

日本最古の電車

 

<西神苑>

「花菖蒲(はなしょうぶ)の池」のほとりで外国人観光客が瞑想にふけっていた。

 

花菖蒲の池

 

<中神苑>

こちらには「臥龍橋(がりゅうきょう)」という渡り石が池に配置されている。

 

軽快にわたるオトンと巫女さん

 

ちょうど巫女さんの研修中で、巫女さんに続いて渡る。

 

おとんおとん

ここで年間40人くらいの人が池に落ちるらしいよ!気をつけて。

 

まさかと思いつつ、ワンコを抱いた状態で緊張してきて足が震えてきた(笑)。

 

怖がるオカン(棒立ち)

 

外国人観光客の5歳くらいの男の子もすっかり涙目になってパパの後をついていく。

 

その先には、「澄心亭(ちょうしんてい)」という茶室が出迎えてくれて、一段と風情をかもし出す。

澄心亭では、茶室内でも、また、気候の良いときはお庭でも、休憩を兼ねてお抹茶とお菓子などをいただくことができる。

 

澄心亭

 

澄心亭の庭

<東神苑>

こちらには大きな「栖鳳池(せいほういけ)」があり、鯉やカモが優雅に泳いでいる。

栖鳳池を横断する形で架けられている橋が「泰平閣(たいへいかく)」

泰平閣からは貴賓殿である「尚美館(しょうびかん)」(*内部非公開)が見え、背後には東山の華頂山も臨む。

まさに日本の心とも言える風景が広がり、自然と心が和んでくる。

外国人観光客にも人気なのがよく分かる。

 

泰平閣

 

つがいらしきカモのペアと、鯉が泳いでいる。

この様子はコチラ↓の動画で。

 

この先を進んでいくと、結婚式の披露宴会場としても使用される「平安神宮会館」に至る。

 

平安神宮会館に続く道

 

おかんおかん

この庭園で結婚式を挙げられるなんてステキすぎるわ。

神苑内を歩くことはできないが、ペットもこの素晴らしさをきっと感じ取ってくれるはずだ。

心洗われる貴重な時間を過ごすことができるので、京都観光の中でも是非オススメしたい場所の一つ。

一代目のん一代目のん

健康祈願をして神聖なパワーを浴びたから、無病息災間違いないね!

平安神宮で開催される催し物

<結婚式>

本殿(または極楽殿)で神前結婚式をおこなった後、披露宴は神苑(庭園)の東神苑でおこなうことができる。

 

東神苑

<七五三>

10月・11月中が「七五三特別祈願」とされていて、期間中にご祈祷を受けると、お守りの笹、千歳飴、お土産のおもちゃが授与される。

<時代祭>

毎年10月22日に行われる平安神宮の祭で、京都の三大祭の一つ。

明治→江戸→織田・豊臣→室町→平安などの衣裳や祭具を使い、約2,000名、約2キロにわたって、京都御所から平安神宮まで時代風俗行列をおこなう。

お散歩に最適な岡崎公園

平安神宮の南に広がる市民の憩い広場では、子供たちが芝生で走り回ったり、年配者が散策を楽しんだりと、みなが思い思いの時間を過ごしている。

野球場やテニスコートなどのスポーツ施設も隣接する。

 

岡崎公園

 

この日は、警察と消防隊が出動して、ヘリコプターまで飛ばすという大規模なテロ対策訓練が行われていた。

「観光客の行列に暴走車が突進し、その後、犯人が拳銃を発砲し、車の中には爆弾をしかけている」という、ものものしい想定。

 

救助隊到着!

 

実際に暴走車が公園内に乗り込み、モデルガンを発砲する。

犯人、撃たれる被害者ら、説得する刑事に後を追う警官ら、消防隊員やレスキュー隊員と、全員が何十分にもわたって迫真?の演技を見せてくれた。

 

ひかれて倒れる人々

 

京都は観光のメッカで外国人観光客も多く、テロや事件も起こる可能性があるので、こうした訓練は大事かも。

周辺の施設

岡崎公園の近くには、「京都国立近代美術館」「京都府立図書館」「京都市美術館」「ロームシアター京都」「みやこめっせ京都市勧業館」「京都市動物園」と興味深い施設がかたまっている。

休憩スポットとしては、「スターバックス」や「Kyoto Modern Terrace 京都モダンテラス」。

紅葉で有名な「永観堂(禅林寺)」も徒歩圏内。

時間のある方は足を延ばしていただきたい。

まとめ

平安神宮は歴史ある神聖な神社。

そして、約1万坪の敷地に庭園が広がる神苑は、どの季節でも見応え十分だ。

愛犬と家族の絆を深めるために、皆さんもぜひ訪れていただきたい。

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