神社に犬は同伴してもいいの?
神社大好き。参拝するといつも気持ちが洗われる気がする。
でも、参拝のときには、ワンコも連れていっていいのかな?
なかなか悩ましいところ。
お正月や日々のお参りのとき、ワンコはどうすればいいんだろう・・・
こんなふうに悩んでいる犬の飼い主の方々は多いと思う。
でも、年初めの初詣には、氏神様に愛犬も一緒にごあいさつしておきたい。
もちろんマナーとして、
- 境内に入る前に排泄を済ませておく
- リードを必ず着用しておく
- 抱っこするなどして参拝客の邪魔にならないようにする
ことを心がけるべき。
そもそも、どうして神社仏閣で犬が嫌がられるの?
実は犬は「4本足のケモノ」=「四つ足」として、穢れた生き物と考えられてきたのだ。
穢れ(けがれ)の精神
「穢れ(けがれ)」とは、仏教や神道のいうところによる不潔で汚れた状態のこと。
死・疫病・出産・月経、犯罪などによって「穢れた」人は、いろいろな場所に立ち入ることが禁止されていた。
たとえば、出産や生理のある女性は、けがれた存在とみなされることが多かった。
- 土俵に女性は上がれない-不浄な存在としてお相撲の土俵には女性が上ることを許されていない。お相撲さんが土俵で塩をまくのは清めの印。
- 女人禁制の山-「女性の神様が女に嫉妬する」という説も。
他にも、いろいろなお祭りや、酒造りの現場、トンネルなどの土木業界など、女性が立ち入ることが許されなかった場所はたくさんある。
今もその風習が残っていることもあれば、時代とともに、女性が受け入れられるようになったケースも増えている。
その一例として、ペットに優しい神社を以下紹介しよう。
ペットを歓迎する神社たち
このような意識の変化と同様に、ペットを積極的に受け入れる神社もだんだん増えてきた。そのいくつかを紹介しよう。
愛犬の健康長寿・病気平癒・交通安全・競技会やショーなどでの平穏成就、七五三のお祝いなどを祈る「犬幸祈願」を行っている。
犬幸祈願広報担当犬もいるよ!初穂料7000円
健康長寿・病気平癒・手術成功・子宝恵綬・交通安全・七五三などの祈願。初穂料5000円
薬の町、道修町には、動物用医薬品メーカーやペット関連企業などが数多くあり、医薬・健康の神様として、ペットの健康を祈願してくれる。初穂料10000円
安倍晴明の「魔除け」「厄除け」の神社で、ペットの健康を祈願。通信限定で3000円。
安倍晴明はペットの祈願までするようになったのか!
近所の氏神様は、ありがたいことに、ペットも受け入れてくださる。ふだんもお散歩がてらお参りする人をよく見かける。
愛犬と一緒に奉納大マグロにおさいせんを貼って、商売繁盛をお祈りする。
商売繁盛だ、笹もってこい♬
ペットの参拝方法
- お辞儀をするかお座りをさせて、行儀よく門をくぐる
- 手水舎で、ひしゃくを使って足を洗い、口をゆすがせる(ひしゃくに犬の口をつけない。手水舎に犬の手足や口を入れない)。
- 2礼2拍手1拝
- 本殿の前でお辞儀をさせる(頭をそっとおさえる)
- 飼い主とワンコでお願い事をする
毎日、みんなで一緒に元気でお散歩ができますように!
稲荷神社にワンコはNG?
ただ、おキツネさんがドン!と鎮座している「稲荷神社」に犬を連れていくことはさすがに気が引ける。
全国に32000社あるお稲荷さんは日本の神社の中の最大勢力。
「お稲荷様」のお使い(神使い/眷族(けんぞく))はきつね。犬との相性は悪そう。
「稲荷神社が近くにいるから犬を飼うのはやめておこう」
という人もいるらしい。
他に神社の神使いの役を果たしている動物たち。
神社巡りをしたときに、お使いにも注目してみると面白いね。
ご近所のお稲荷さんに詣でるときは、我が家のワンコもお留守番。
見過ごしてしまうような小さな神社も、参拝客が押し寄せる立派な神社も好き。気づいていない神社が驚くほどたくさんあるから、地元の神社を調べてみると楽しい発見があるかも。