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犬にも優しい彦根城の見どころは?
彦根城は、「国宝五城」の一つとして有名なお城。
*「国宝五城」とは、天守(てんしゅ:お城の建物のこと)が国宝に指定されている5つのお城で、姫路城、彦根城、犬山城、松本城、松江城をいう。
みなさんは5城のうちいくつ訪れたことがある?
嬉しいことに彦根城はペット同伴で入れると聞いて、春の陽気に誘われて桜祭り間近の彦根城に出かけてきたよ。
もちろん「ひこにゃん」にも会いたいっ。
住所&アクセス
<住所>
滋賀県彦根市金亀町1−1
<アクセス>
大阪方面~名神高速「吹田IC」より約102km「彦根IC」下車 所要時間:約1時間
国道306号線を彦根市内方面へ 所要時間:約10分
合計所要時間:約1時間10分
駐車場
次の4つの観光駐車場は、どれもお城周辺を徒歩で散策できる範囲内。
- 京橋口駐車場 ・・・夢京橋キャッスルロードに近い。
<収容>普通:160台、大型:10台
<営業>年中無休 普通 24時間営業、大型 8:30〜18:00
<料金>普通:2時間まで200円、その後1時間ごとにプラス100円(1日最大800円)
大型:1500円
- 二の丸駐車場 ・・・お城に近い
<収容>普通:40台
<営業>年中無休 8:30〜18:00
<料金>普通:1日400円
- 桜場駐車場 ・・・玄宮園に近い
<収容>普通:70台
<営業>年中無休 8:30〜18:00
<料金>普通:1日400円
- 大手前駐車場 ・・・お城と夢京橋キャッスル口一ドの間にある
<収容>普通:25台
<営業>年中無休 8:30〜18:00
<料金>乗用車:1日400円
広いぞ、彦根城
彦根城は思っていたより敷地がかなり広く、一周するのはなかなか大変な距離だ。
とても立派なお城に少々驚かされる。
近世の城で天守が残っているのは、弘前、松本、犬山、丸岡、彦根、姫路、備中松山、松江、丸亀、松山、宇和島、高知の12城。
このうち、松本、犬山、彦根、姫路、松江の5城の天守は国宝です。
彦根城築城は、将軍徳川家康公の命により佐和山城を一掃するため、慶長9年(1604)より着工されました。
当初は湖畔の磯山を予定していたといわれていますが、直継の代になって現在の彦根山に決定し、20年の歳月をかけて築城されました。
天守は大津城から、天秤櫓は長浜城から移築。天守は2年足らずで完成しましたが、表御殿の造営、城郭改造など、城郭の完成は1622年とされています。
この間、井伊直孝は大坂冬の陣で兄直継に代わって出陣し、その功績によって家督を継ぎ、夏の陣では豊臣方の木村長門守重成と戦い大功をあげ、井伊直政(常に先鋒を務め、徳川四天王のひとり)に劣らぬ武将と賞賛されました。
直孝は、秀忠、家光、家綱の三代にわたって、将軍の執政となり、幕府政治確立にも貢献。これらの功により3回加増され、譜代大名としては例のない30万石となる。
彦根35万石といわれるのは、このほかに幕府領5万石の預かりがあり、合わせて35万石となります。天守は18万石の頃の完成でした。
「彦根観光ガイド」より
<観覧時間>
8:30~17:00(入場は16:30まで)
<観覧料金>
彦根城・玄宮園
個人 | 団体 | ||||||
30名以上 | 100名以上 | 300名以上 | |||||
一般 | 小・中学生 | 一般 | 小・中学生 | 一般 | 小・中学生 | 一般 | 小・中学生 |
800円 | 200円 | 720円 | 180円 | 640円 | 160円 | 560円 | 140円 |
玄宮園のみの観覧料 | |||||||
200円 | 100円 | 180円 | 90円 | 160円 | 80円 | 140円 | 70円 |
※表門、大手門、黒門、玄宮園、開国記念館前でチケットを購入できる
<ペットの入場について>
彦根城内へのペットの入場は、天守や各櫓などの建物の中はNGだが、建物の中以外は入場OK(リードでの歩行に限る)。
*ただし、介助犬はペットではないので同伴で入場可。
城への入口は、表門、大手門、黒門の3箇所から入れる。
わたしたちはメインの表門から向かう。
すると、チケット販売横の彦根城博物館前に人だかりが・・・。
人だかりの先に「ひこにゃん」を発見!
パフォーマンスには慣れているのか(笑)、殺陣姿もなかなか堂にいっている。
目の前に現れたひこにゃんはやっぱりカワイイ!
モデルの元は白猫らしいね。
ひこにゃんは言わずと知れた彦根市のご当地キャラクター。
彦根城へは一日3回登場する予定なので、時間を合わせて出かけよう。
(平成29年9月26日~予定)
10:30〜11:00 彦根城天守前
13:30~14:00 彦根城博物館(冠木門)
15:00~15:30 彦根城博物館(冠木門)
※ただし、雨天の場合は全て彦根城博物館に変更予定
入城ゲートをくぐり、階段を上っていく。
わんこには格好の運動場所、そしておとんとおかんにも日頃の運動不足解消になる。
「鐘の丸」という広場に到着。
ここからは彦根市からびわ湖まで見渡せる。
思ったよりも広い彦根の街。江戸時代に建てられたお城から、栄える現代の街を見下ろす不思議。
広場はワンコにとっては嬉しい場所なんだろう、鼻をクンクンさせながらマーキングに夢中♫
この辺りには桜がたくさん植えられており、桜祭りの準備を始めている模様。
「桜まつり」・・・春になると彦根城を中心に約1,200本の桜が咲き乱れる。
日時:例年4月ごろ
場所:彦根城一帯
ライトアップあり
次に現れるのが、「落とし橋(廊下橋)」と「天秤櫓(てんびんやぐら)」。
この天秤櫓と呼ばれる建物は、大手門と表門からの道が合流する場所に建てられている。
非常時には、天秤櫓に続く落とし橋が落とされて侵入をはばむのだ。
天秤櫓は、真ん中の門を中心にして左右対称になっているので、まるで両方に荷物を下げた「天秤」のように見えるため、この名がつけられたのだという。
天秤櫓を通り、階段を上っていくと、目の前に雄大な「天守閣」が見えてくる。
この天守閣広場からも、びわ湖や湖を取り巻く山々(伊吹山や金糞岳など)が綺麗に見渡せる。
早春のこの日は、山頂付近がまだ雪を残していて、その姿も風情がある。
天守閣広場でも、ひこにゃんが出迎えてくれる。
ただし、ペットは天守閣の中には入れないので、広場から外観を堪能しよう。
天守閣広場の西側には「西の丸」といわれる広場がある。
ここもびわ湖がよく見える広場で、桜の時期にはお花見スポットとしてにぎわう。
ここを過ぎ、今度は一気に急勾配の階段を降りて行くと、内堀のある「黒門」の出入口にたどり着く。
内堀では、屋形船が周遊中。
<料金>大人1300円、小人600円
<運航>10:00~15:00(土日祝16:00)の1時間おきに運航
<ペット>残念ながら同伴不可
城内では人力車(ひこね亀樂車【ひこねきらくしゃ】)も走っているので、ちょっと違った楽しみ方もできる。
<料金>
ちょい乗りコース:10分 1,000円/1人、2,000円/2人
彦根散策コース:30分 4,000円/1人、6,000円//2人
<ペット>要相談(抱っこできる小型犬であれば可)
楽々園と玄宮園を優雅にお散歩
- 楽々園(らくらくえん)
江戸時代初期に4代藩主の井伊直興によって造られたお屋敷群。
ペットと一緒に散策できる。
<料金>無料
「鳳翔台(ほうおうだい)は、「鳳凰が大空に飛び立つ場所」という意味で名づけられた建物。
当時は大事なお客様をもてなすところだったが、今は入園者の休息所になっている。
- 玄宮園(げんきゅうえん)
こちらも江戸時代初期に4代藩主の井伊直興によって造られた大名庭園。
広大な池を真ん中にして、入り江には9つの橋が架かり、滝を作るなど、バラエティ豊かな回遊式庭園を作り上げている。
ペットにとっては、ちょっとゼータクすぎるお散歩コース。
<料金>
玄宮園のみの観覧料 | |||||||
200円 | 100円 | 180円 | 90円 | 160円 | 80円 | 140円 | 70円 |
玄宮園から臨む彦根城も味わいがある。
毎年9月には「虫の音を聞く会」も催され、大名庭園ならではの趣が味わえる。
夢京橋キャッスルロードも楽しいよ
「夢京橋キャッスルロード」は、彦根城の南西方向に約400メートルくらい延びている城下町。
白壁と黒格子の町屋風に統一されていて、美味しそうなお店やお土産屋さんが並んでいる。
ちょっと飛騨高山に似てる感じだね。
近江牛がとっても美味しそうだね!
ぶらり散策をしていると、犬OKの気になるお店を発見!
鶴瓶さんの「家族に乾杯」でも紹介された近江バーガーの名店。
お店を訪れた芸能人のサインが他にもたくさん飾られていた。
一から作るため、時間が少々かかるけど、それに見合う満足感が得られる。
ハンバーガーだけでなく、飲み物やサイドメニューの種類も豊富。
店内の席もワンコ立ち入りOKなので、ゆっくりとお茶でも飲みながら休憩するのもイイね。
- ペットグッズショップ「Three b」
ワンコののぼりに誘われて立ち寄ったペットショップ。
お手頃なペットの洋服やオヤツなどが所狭しと並べられている。
- 近江牛と近江鶏の店「近江や」
驚いたことに、近江牛をはじめとする滋賀の食材や、地酒、ドリンクなどを居酒屋感覚で楽しめるお店に、なんと「ワンちゃんコーナー」が用意されている。
今回は利用しなかったけど興味津々。
- 宗安寺
京橋通りを歩いていて、ふと行き過ぎた浄土宗のお寺。
宗安寺の正門は、佐和山城(近江の佐和山にあったお城)の正門を移築したものだという。
大坂夏の陣で大活躍した豊臣家の忠臣、木村長門守重成(きむらながとのかみしげなり)が弔われている。
まとめ
彦根城は国宝にもかかわらず、城内をペットと散策できるという貴重な場所。
それに併設されている玄宮園も、幻想的でとても美しく、趣がある。
そして、「ひこにゃん」や「夢京橋キャッスルロード」というお楽しみもあるので、ペット同伴のオススメスポットの一つ。
春の桜や秋の紅葉に合わせて訪れると、もっと楽しめそうだね♬