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そもそも「顔バリ」って何?
トイプードルと言えば、下の写真にあるように「テディベアカット」が有名。
その名の通り、子熊のぬいぐるみみたいで愛くるしすぎる~。
このカットが、今のトイプードルブームを巻き起こしたといっても間違いないよね。
わたしの友達のおうちのプードルが初出産。強烈にカワイイ三つ子ちゃんは、それぞれステキなおうちにもらわれていった。子犬の頃は特に、テディベアカットが最高に似合う。
でも、ご存知のように、トイプードルには他にもいろんなカットスタイルがあり、しっぽや手足、バング(前髪)の様々なアレンジを考えれば数かぎりない。その点は人間と変わりがないかも(笑)。
定期的なトリミングが必要で手間がかかる代わりに、ヘアスタイルを次々とチェンジして楽しめるのがプードルの魅力。
その中でも、少数派の「顔バリ」が私は大好き!
そもそも「顔バリ」とは、顔にバリカンをすることを省略した言葉。
昔のプードルは、顔を露出した顔バリのイメージが強いね。
わが家のワンコは、2、3歳くらいまではテディベアカットをしていたけれど、その魅力にハマってからは顔バリ一辺倒。
顔バリのプードルは、上のイラストのように「スタンダードプードル」の印象が強いかもしれないが、トイプードルでももちろんOK。
顔バリが似合うタイプ
マズルが長い子
「マズル」とは犬の鼻先から口にかけた部分のこと。
写真内の⇔で挟んだ部分がマズル。
横顔を見れば、マズルが短めか長めかがよく分かる。
小型化が進んだトイプードルは、マズルが細くて短いコが多い。
そんな子はそれをカバーする丸っこいテディベアカットが似合う。
目が大きい子
トイプードルは、つぶらな瞳がなんともカワイイ。
一方で、パッチリお目目を生かしたいならば、顔バリがおススメだ。
前髪を伸ばして目の上で束ねてみる(いわゆるポンパドール)型だと、さらに際立つ。憧れながら、未だ実行できていない。
キレイ系のお顔の子
人間でもキレイとカワイイの両方に分かれるように、カワイイよりもキレイ系を目指したいならば、顔バリに挑戦していただきたい。
個人的には、小顔のプードルさんは顔バリが似合うと思う。
顔バリの利点
口元のお手入れが楽
老犬に近づくと、よだれなどで口元が汚くなってくることがある。
食事の後で、水やフードが口元の毛にこびりついてしまうのは誰もが経験したことがあるはずだが、口周りを短めにカットすることで清潔を保つことができる。
さらに、それ以後の自宅での手入れも簡単になる。
涙やけをケアしやすい
ブラックはそうでもないが、ホワイトや薄い色のプードルは、目やにや涙やけ*が気になるところ。
*涙やけ–涙が大量に出て、目の周りが濃く着色してしまうこと。
周りの毛が目に入ることで涙が出て涙やけを起こしているような場合、顔バリでその原因を無くしてやれる。
真っ白なプードルで涙やけが気になるときは顔バリでカバーできる。
老犬の負担が減る
バリカンを利用することで、トリミングの時間が短縮される。
長いトリミングの時間が負担になってくる老犬は、顔だけでなく身体にもバリカンをかけることができる。
ただし、そのときは温度調節に注意すること!
寒くて風邪をひかせないようにね。
顔バリ時の注意点
でも、「顔バリ」を行う点で、注意しておきたい点がある。
それは、皮膚が敏感なワンコ。
人間でもカミソリ負けを起こす人は多い。トリミングでは人間のようにシェービングクリームなどを使うわけではない。
わが家のワンコも少々、皮膚が敏感なので、顔バリといっても実際にはバリカンを使用せずに、ハサミでカットしてもらっている。
バリカン負けをしたことのある子であれば、ハサミでカットするように相談してみよう。
顔バリにチャレンジして、あ、失敗した・・・と思っても、1か月もすれば、顔バリの痕跡はだんだんと薄まっていくのでご心配なく。
ただ、顔バリからテディベアまで完全に戻すとすれば3か月~くらいかかるかな。
皆さまのおうちのワンコも意外に「顔バリ」似合うかも。
未経験な方は一度チャレンジしてもらいたいな。