布引の滝ってどんなとこ
「布引の滝」は、新神戸駅の山側(北側)に延びている自然豊かなハイキングコース内にある4つの滝の総称。

神戸ってオシャレな街って印象が強いけど、自然も豊富なんだよね。
港町神戸のベイエリアも楽しいけど、今回は山手を楽しむのだ!
「布引の滝」は、日本三大神滝(※)の一つ。日本の滝百選にも選ばれている景勝地。
(※)他に和歌山県の那智滝、栃木県の華厳滝がある。
~布引の滝~
- 雌滝(めんたき)
- 鼓ケ滝(つつみがだき)
- 夫婦滝(めおとだき)
- 雄滝(おんたき)
ワンコと一緒に滝のマイナスイオンを浴びようと、ハイキングに出かけてみることに。

前から気になっていた布引の滝。
街中からこんなに近くに自然豊かな滝や渓流があるんだね。
住所・アクセス・駐車場
住所・アクセス
〒651-0058 兵庫県神戸市中央区葺合町布引山
新神戸駅から徒歩約15分~45分程度
駐車場
新神戸駅周辺には駐車場がいくつかある。
※②と③は、収容台数が少ないが、(裏道の)徳光院にも近いというメリットもある穴場の駐車場。
駐車料金にはかなりの差があるので、少々歩くことを気にしなければ周辺駐車場を巡るのがおススメ。
私たちは③に駐車することにした。

① パラカ 熊内橋通第1
・新神戸駅まで約500ⅿで、駐車料金も安い。
・60分 200円(最大12時間 800円)
・収容台数 8台
② タイムズ熊内町
・新神戸駅まで約500ⅿで、駐車料金も安い。
・30分 100円(7:00~19:00最大500円)
・収容台数 3台

③ パークンパーク熊内町
・新神戸駅まで約500ⅿで、駐車料金も安い。
・30分 100円(7:00~19:00最大600円)
・収容台数 4台

④ JR新神戸駅前駐車場(第1~第4)
・新神戸駅前で収容台数も多いが、駐車料金が高い。
・60分まで400円、以降20分100円(最大24時間3000円)
・収容台数 39台、9台、38台、13台
布引公園内をペットと散策しよう
布引の滝へは、JR新神戸駅の南側広場から新幹線高架下の通路を抜けて北側へ出る。



生田川公園でも水遊びができるけど、高架下が水遊び場の穴場スポットのようだ。
この日も多くの子供たちが歓声を上げていた。
人が少ないときはワンちゃんたちも一緒に泳げるようだ。
名水百選にも選ばれている布引渓流のキレイな水が嬉しいね。
ただし、急な豪雨で増水することもあり、バーベキューなどで河原を汚さないように注意!


駅の北側に出ると、布引の滝までの案内板が現れる。


案内板の左下に異人館街を発見!
港みはらし台の散策道と通じているみたいだから、異人館街からも歩いて来れるんだ。
先日「港みはらし台」まで散策した記事はコチラ↓
少し歩くと、レンガ造りの国指定重要文化財「砂子橋(いさごばし)」が見えてくる。
雌滝の取水堰堤(しゅすいえんてい)でくみ上げられた水が、この砂子橋の中に通されたパイプを通って、奥平野浄水場まで送られている。

遊歩道沿いには滝を歌った石碑がいくつもある。
平安時代に貴族や歌人がこの布引の滝を訪れて、多くの歌を作ったそうだ。

昔の人も同じようにこの滝に惹かれて足を運んでたんだね。



平日のこの日も、多くのハイカーたちに出会う。
イノシシが出るの!? 気をつけよう。




新神戸駅から歩くこと約10分ほどで「雌滝(めんたき)」に到着。
マイナスイオンを浴びながら、心地よい滝音を聞くと自然と心が落ち着いてくる。


滝の高さは19メートル。
右手の石造ドームは、雌滝の「取水堰堤(しゅすいえんてい)」。
キレイな水を汲み上げて砂子橋を経由して、奥平野浄水場まで送られている。
雌滝を堪能した後は、急な坂道を登って雄滝を目指す。


渓流を見下ろすと、渓谷がかなり深いことに気が付く!


名水百選に選ばれるだけあって、透明度の高い水がとても美しい。

雌滝から雄滝の間には、高さ8メートルの「鼓ケ滝(つつみがだき)」や高さ9メートルの「夫婦滝(めおとだき)」がある。
そして、雌滝から約10分ほどで「雄滝(おんたき)」に到着!
こちらは、雌滝よりも高く、43メートルあり迫力満点だ。


滝を楽しんだ後は、「見晴らし展望台」を目指して、さらに登ることに。
数分歩いたところにある「布引雄滝茶屋」は休憩するのにちょうど良いスポット。
うどん、そば、焼きそば、おにぎりなどの軽食や、コーヒー、ビールなどの飲み物が用意されている。

ここでいったん小休止した後、さらに上を目指す。
思ったよりも勾配があるので、ワンコもご主人も日頃の運動不足解消にいいかも。

さらに上へと続く散策道。

雄滝から約10分ほど歩き、「見晴らし展望台」に到着。(新神戸駅からは合計約30分程度)
水飲み場、トイレ、小屋などがあるので、お弁当を食べたり、休憩することもできる。
先ほど雄滝で出会ったハイカーの団体さんたちが先に到着していた。

ここから、神戸三宮方面の街並みがキレイに見渡せる。
この光景を見ると、脚の疲れもちょっと解放された気分。

見上げると、布引ロープウェイが目に入る(ハーブ園山麓駅~神戸布引 ハーブ園)。
これも楽しそうなんだけど、残念ながらワンコはNG。

見晴らし展望台でネコに遭遇して、にらめっこ状態!
数匹のネコ🐈たちの縄張りみたいね。

ここから先は、山道になることや取水設備の衛生上の問題などもあり、犬の立ち入りは禁止されている。
ワンコ同伴のハイキングはここ見晴らし展望台までなのでご注意!

ここから先は、「猿のかずら橋」、「五本松かくれ滝」、「布引五本松ダム(布引貯水池)」、「布引ハーブ園」、「市ヶ原」などへ続く。

私たちは、見晴らし展望台で引き返し、登ってきた散策道ではなく、東側の散策道を降りていくことにした。
途中には休憩小屋がある。

周辺の施設
休憩小屋横の道案内版にあるように、近くには「徳光院」というお寺がある。


神社仏閣好きのわたしとしては、とりあえず参拝しておかねば!
最初に、「布引弁財天神社」の鳥居が目に入る。

鳥居をくぐり、階段を上がったところにあるのが、布引弁財天神社の弁天堂。
大正10年(1921年)の建立で、徳光院の鎮守として祀られている。

そして、悠然とした徳光院がたたずんでいる。予想よりも立派なお寺だ。
明治39年(1906年)の創建で、禅宗の一派、京都嵯峨野の臨済宗天龍寺派に所属している。
建立には、(旧)川崎造船所の創始者である川崎正蔵翁がご尽力されている。

徳光院にお参りした後は、スバルが丘学園神戸第一高等学校側へ抜けて、そのまま駐車場(パークンパーク熊内町)へ到着。

この駐車場は、布引の滝にも近いし、料金も安い穴場の駐車場だね。
まとめ
布引の滝は、新神戸駅から徒歩約20分ほどのところにある都会のオアシス。
特に気候の良い春や秋には渓流を楽しみながら健康的にハイキングが楽しめる。
ワンコは途中までしか行けないが、異人館を巡った後に布引の滝まで足を延ばすこともできる。
ぜひ一緒に健康ウオーキングに連れて行ってあげよう♬