胆泥症と診断されたら
上記の記事でお話ししたように、うちのノン、「ドッグドック」の血液検査でALP(アルホス)値が、正常値の10倍以上ということが分かり、エコー検査の結果「胆泥症」だということが判明した。
胆泥症とは
胆泥症とは、胆のうの中に泥や砂のような物質が入っている症状のこと。
ワンコが黄色の液を吐くことがある。あの黄色の液が胆汁で、ほんとうはサラサラの液体のはずが、ドロッとした濃厚な液になる。エコー検査では、胆のうは真っ黒、その中のモヤモヤと白っぽく見えるのが胆泥である。
胆泥症は、我が家のワンコのように通常は無症状で、血液検査やエコー検査で発見される。
「元気だったら放っておいてもいいのでは?」
と思うかもしれないが、この胆泥症が悪化すると、胆管が詰まったり、胆のうが破裂したりして、命をおびやかしかねない怖い病気である。
胆のうは「沈黙の臓器」のひとつだから、目立つ症状が起ったときには重症ということも。我が家は、まだ胆のう摘出などの積極的な治療を行わずに、経過観察していこうと決めた。
でも、「経過観察」は、決して放置とイコールではない。
今のところは、月1回のエコー検査、3か月に1回の血液検査に加えて、泥を流すために利胆剤を処方されている。そして食事にも気を遣う。
顔が怖い!(笑) 治療を怖がっているのではなく、先生にかわいがられて興奮中💛
胆泥症、急速に快方へ?
ドッグドックの血液検査で、最初に異常が見つかったとき(6月19日)のALP値は1510。
それが、ご覧のように3か月後の9月には1120へと改善。
そして、今回(1月20日)、さらに改善されて
351!
という値まで低下した。標準値の範囲からは外れているけど驚くほどの値ではない。エコー検査で見た感じでは、胆泥が見てわかるほど減っている印象があった。
「まあまあいい状態ですね」
という言葉も獣医さんからいただいた。
イイ感じ!今後も経過観察していこうね。
ロイヤルカナン消化器サポート
症状が改善された原因は、利胆剤が効いているのかどうか不明だけど、胆泥症と分かってからフードも変更したので、フードももしかしたら一役買っているのかもしれない。
それが、獣医さんなどがブログでお勧めしている「ロイヤルカナン消化器サポート(低脂肪)」。
胆のうだけでなく肝機能などの消化器系の数値が向上したという口コミが多く寄せられていて期待と共に購入した。
このフードは、消化吸収不良や高脂血症の犬などを対象にした食事療法食で、脂肪や食物繊維の含有量が調整され、消化性の高い原材料が使用されている。
こちらの記事で紹介したカナガンドッグフードと比べてみると、粗タンパク質と脂質の割合はぐっと低い。
フードを切り替えてからはまださほど期間が経っていないので、当分はこのロイヤルカナン消化器サポートにお世話になる予定。もともと食欲は旺盛なので、食いつきには問題なし。
今後の経過も報告していきますね。
はじめまして 胆泥症をしらべていたら こちらに たどり着きました。
うちの子は 心臓の検診に行ったら ALTが1800あり エコーで胆泥症と本日言われてしまいました。こちらのワンちゃんのように 良くなることを 信じて お薬 フード(かなり 出費が痛いですが)を頑張っていきます。先生も長期の治療になると言っていたので 飼い主が くよくよ してたらダメですよね。 心臓の検査をしなかったら 見つからなかったので 逆に良かったと 思うようにします。 心臓は大丈夫と言っていただき 安心したのですが。
yamamotoさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
yamamotoさんのワンコもALT値高いんですね・・・。我が家のワンコも胆泥症と、胆のう近くに腫瘍もあるので、怖いのですけど、定期的なエコーで見守っていくつもりです。フードもサプリも研究していかなくちゃ。
やっぱり検診は大事ですね。お互いに過剰な心配をしないように、楽しく愛犬ライフを過ごしましょう。犬は生命力が強いのできっと大丈夫です!
これからもお暇なときに覗いてみてくださいね。
初めまして
うちの子14歳と8ヶ月の子も一年前に軽い胆泥症と診断され内科治療で頑張ってますが、なかなかよくなりません。
ベジタブルサポートや消化器サポート、ウルソ、スカパール、離胆剤、などを飲んでいますが昨日の検査結果で胆泥が増えているとの検査結果。
胆嚢摘出した方がこの子の為なのか…
ただ年齢的にもどうしたものかと悩んでます。色々と検索してこちらに辿り着きました。
山岡さま、こんにちは。
コメントありがとうございます。
わたしも診断されるまでは「胆泥症」という病気を聞いたこともなかったのでとても驚きました。
胆のう摘出すべきかどうかは悩ましいですよね・・・。獣医さんも決めるのは飼い主さんというスタンスです。
うちのわんこも前回はいい方向に向かっていましたが、そろそろまたエコーで確認予定ですので気が抜けません。
良い治療情報が分かればまたシェアさせていただきますね。
山岡さんのワンコもどうぞ治癒に向かいますように願います。
犬の種類は、シーズンです。齢は16歳です、3か月3前からALP-PSが3300ありました
GGT-PSも数字が高く{胆のう炎と胆のうが腫れていると言われました。
薬を出していただいてます。薬名はわかりません。
9月7日に行きまして、採血しました、GGT-PS が下がり{9}に下がっていまし。
ALP-PSは{3300}あったのが{1330}に下がっていました。薬をもらって2種類
飲ましています。10か月前に魚が好きで多く魚1日2色与えていました。それが原因
かな、今はチキン、野菜、いりこ、チ-ズ入りのドックフ-ドを与えてます。とても喜んで食べます、チ-ズ、いりこ好きです。
ビーフンは今まで与えていません。
よろしこお願いいたします。
こんばんは、益さん。
コメントありがとうございます。
シーズーのワンコさま、16歳は素晴らしいですね!
胆のう炎や胆泥症の直接的な原因は、獣医さんでも確定できないようです。
でも、数値が下がって本当によかったですね。
わが家のワンコは小康状態です。
これからも経過や情報があれば報告していきますね。
またお寄りいただければ嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
我が家のトイプー12歳は、1年前の健康診断で中性脂肪値が高く、エコー検査を勧められて胆泥が発見されました。
その他の数値は異常ないのですが、ウルソと消化器サポート、ベジタブルサポートを試しています。
胆泥の状態は変化なしで、心配な1年を過ごしています。
他にも試せるサプリが無いか色々探していますので、情報交換が出来たらと思います
yoshiさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
胆泥は中性脂肪値でも分かるのですね。
今はウルソは中止していています(薬ストップしても症状にはあまり変化がありません)。
近々、エコーをとるつもりですので、その様子を見てサプリも試してみようと思っています。
また分かったことがあれば、記事にさせていただきますね。
ALPについて調べていてお聞きしたくてメールしました。
2週間前に正常値だったALPが2週間後に一気に480になってました。
GGTを調べてくれてなかったので参考に出来なかったんですが.
胆泥はあるのですがうまれてから1回もこのような数値になってないので困惑して調べています。
同じALPが高かったと書かれていたのでお聞きしたくて。
CRPも高かったですか?他の項目はどうでしたか?
良かったら教えてもらえると嬉しいです。
一気に2週間で上がる原因で一番高いものは何か教えてほしくメールしました。
山下 様
お返事遅くなり申し訳ございません。
我が家のトイプードルの検査結果ですが、「胆泥症の経過報告(2019年)-今年もエコー写真と血液検査を実施!」という記事の中に詳しい数値を載せています。
・GGTは、2016年~今年まで、正常範囲内の数値でした。
・CRPは、今年だけの数値ですが、正常範囲内でした。(2016年~2018年は測定できていません)
ちなみにALPは、2016年に1510もの数値でしたが、今年は347まで下がっています。(それでも上限値を超えているのですが、、、)
申し訳ありません、ALPが2週間で急激に上がる原因はよく分からないのですが、私たちが取った対処法は、1~2ヶ月に一度通院し、エコー検査と薬の処方を続けました。
それと、とにかく高カロリーや油物を厳禁にして、低脂肪のドッグフードのみを与えました。(ロイヤルカナン消化器サポート低脂肪)
手術をするのもリスキーですし、なかなか根気のいる病気かもしれませんが、早く良くなるといいですね。