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比良山系の麓にたたずむ宿
滋賀と言えば、なんといってもびわ湖が一番に思いつく観光スポット。
でも、滋賀には日本に誇れる山々があることを知ってる?
びわ湖の西には、武奈ケ岳(ぶながだけ1214.4m)、比良岳(ひらだけ1051m)、打見山(うちみやま1103m)、蓬莱山(ほうらいさん1174.3m)の山脈がつらなっていて、「関西のアルプス」とも呼ばれているのだ。
秋にはこの比良山系はモミジやカエデなどで真っ赤に染めあがる。
滋賀県がほこる8つの風景、「近江八景(おうみはっけい)」の中には、ちゃんとこの比良暮雪 [ひら の ぼせつ] ( 比良山系のこと)が入っている。
そして、この比良山系のふもとにあるのが、今回たずねたオーベルジュメソン。
オーベルジュメソンには4つの客室スタイルがあり、ペットが宿泊できるのは次の3つ。
ログコテージ
2名様/1室料金(大人1名)20,000(税抜)~
定員1~4名
広さ64㎡
本館から独立したログコテージ。キングサイズベッド、ジェットバス、空気清浄機やコーヒーメーカー、液晶テレビ、DVD、CDプレーヤーなどが完備。
本館ハナレ(小型犬2匹まで)
2名様/1室料金(大人1名)22,000(税抜)~
定員1~5名
広さ64㎡
本館内の離れだが、専用玄関を別に配置。茶室をイメージした畳敷のフロアの「クール&和モダン」がコンセプト。部屋専用の庭あり。
比良別邸
2名様/1室料金(大人1名)25,000(税抜)~
定員1~4名
広さ64㎡
本館山側の別棟のログコテージ。コテージ前に専用庭と、ウッドデッキあり。敷地面積は約100坪。専用駐車場付き。
いずれも、3,000円/1頭(税抜)
森の中にひっそりと
私たちが宿泊したのは「ログコテージ」。雨模様だったのが、かえって緑を鮮やかに見せる。
もしかして、暖房は薪?
本物のログコテージ
以前、この辺りは、欧米人が別荘地として使用していたとのこと。このログコテージも、北米から資材を直輸入して、アメリカ人のクラフトマンが組み上げたもの。
その証拠に、すべての造り付け画像が欧米人仕様で、ちびっ子の私には少々苦しいのだけど(笑)、重厚な本物の木の香りと風合いがそのまま伝わってくる。
決してナチュラル志向ではないのに、ログハウス建てたいっ、という気持ちがむくむくとわいてくる。ログコテージ好きな人々なら、ズキューンと心射抜かれること確か。
加えて、ファブリックのセンスの良さが光る。このベッドカバーと、カーテン、ほしいんですけど!
さて、時計を外した後は何をする?
「何もしない贅沢を味わう籠れる宿」がキャッチコピーだから、あわてない、あわてない。
ゆっくりと音楽と読書。周りの森でわんこと探索。
やりたいことはたくさんあるけど・・・、やっぱりお昼寝?
一本一本の木が、ものすごく立派なことが分かるでしょ?
オーベルジュというからには
ホテルの名前に冠されている「オーベルジュ」とは、宿泊設備を備えたレストランのこと。つまり、食事にはかなりの自信があるわけだ。
オーベルジュメソンの売りは、地元の食材を生かしたクラシカルなフレンチ。お魚と、もちろん近江牛も堪能できる。
朝食もこのように本格的。
何よりもうれしいのは、+1000円で、お部屋まで食事を運んでいただけること。早く食べて帰らなくちゃ、とあせることもない。みんな一緒だと、さらにおいしいね。
お泊りしなくても、オーベルジュメゾン・レストランで、この料理がいただける。
水曜日が定休日で要予約(077-596-1687)。テラス席(3席)はペットOK!
ランチタイム:11:30~
ディナータイム:16:30~
森の中の手作りウェディングも素敵。
関西以外からの人はもちろん、大阪や京都、奈良、兵庫からも、ちょっとゆっくりと気分転換したいとき、少し贅沢して泊まりたいホテルだ。