心身ともに健康な「オトナ」のトイプードルに育てたいっ!
こちらの記事でお伝えしたように、どうしても長時間、ときには次の日までお留守番をさせなくてはならないことが出てきそうだ。
- ペットホテルに預ける
- ペットシッターさんに来てもらう
この2つを主に検討中。
「犬を留守番させるなんてかわいそう」
「犬を残して旅行なんてありえない」
などという声もときに聞こえてくる。
確かにワンコを一匹でお留守番させたり、よそに預けたりするのは心配だし、後ろ髪引かれる・・・。
でも、甘えさせ過ぎて、飼い主から離れられない過保護のワンコにはしたくないな。
実は、犬を子犬のときからちゃんと飼うのは初めて(実家のワンコの世話は両親が中心)。
本を読んだり、幼稚園に通ったり、犬好きの友達にたずねたりして、一生懸命育てたつもりだけど、今になったら失敗もイロイロ。
わが家のワンコの一番の問題は、
超甘えた(甘えん坊)さん
であること。
甘えん坊というトイプードルの特徴は、最も愛らしいチャームポイントであると同時に、「分離不安」を招きかねないウィークポイント。
そして、ペットホテルやペットシッターを利用するときだけでなく、ペットと一緒に旅行するときでも、食事のときなどワンコを部屋に残していかなければならないシチュエーションもしばしば起きる。
分離不安は、愛犬との楽しい生活のために早く克服しておきたい病気なのだ。
「分離不安」って?
「分離不安」とは、飼い主に甘えすぎて、飼い主と離れるときに過剰な不安を感じ、ときにはパニック状態にまでなること。
犬はもともと群れの中で生きている動物なので、一匹で行動することは少ない。
だから、ひとりにされたときに不安を感じるのもある程度は当然だ。
でも、飼い主は、その強い愛着をカワイイなと満足していてはいけない。ワンコの恐怖や不安な気持ちに気づいてあげて「オトナ」な犬へと成熟させてあげねばならない。
これまでネコは何匹も飼っていたけど、ニャンコはわりとお留守番平気なんだよね。
家を長時間空けてたときも、あっさりとしたお出迎えだから、逆にちょっと淋しいくらい。
分離不安の症状
飼い主が出かける用意を始めると嫌がるのはふつうだけど、具体的にはどんな行動が分離不安なのかな?
大まかにいえば、次の3つのうち1つでも当てはまれば分離不安とみなされる。
- 飼い主が出かけた後も吠え続ける
- 家の中のモノやドアなどを壊す
- トイレ以外の場所で排泄する
みなさんのうちのワンちゃんはどうだろう。
わが家のワンコは、ウンチはちょいちょい失敗してるけど(笑)許容範囲のズレ。ただ、ティッシュや紙類は、手の届くところにあるとビリビリに割いてしまう。
単なるイタズラか軽い分離不安か微妙なところ。
分離不安の治し方
治療方法としては、不安をとりのぞくお薬も使えるが、まずは、短い時間から少しづつ長くお留守番できるように練習していく行動療法を試したい。
その前に、ついついやりがちだけど、逆効果になってしまう飼い主のNG行動を紹介。
- あわただしく出かける
- 「行ってくるね、お利口さんにお留守番してね」などと大げさに声をかける
- 無理やりケージやクレートに押し込める
飼い主が必要以上に心配して、一緒にいる時間を長くしたり、声をかけすぎたりすると、飼い主がいないときのさみしさが倍増して、分離不安が悪化してしまうことも!
お互いに無理のない日常生活を作りあげていくことが一番なようだ。
<行動療法のステップ>
- 最初は、玄関から外に出る、または郵便物を取りに行く程度の距離で、出かけてもすぐ帰ってくる動作を何度も気長に繰り返して慣らせる
- あわただしく出かけるのではなく、何分間かゆったりとくつろいだ後で出かける
- そのとき、「お留守番ね」などと声をかけず、黙って出かける
- えさをあげたり、大好きなおもちゃを与えたりして、注意をそらしておくとよい
- 帰ってきたときも、大げさなあいさつはせず、犬が興奮しているときは落ち着くまで無視する
お留守番の練習時には、中が空洞になっていて、フードやオヤツを詰めて遊べる「コング」が役に立つ。
まとめ
愛情をいっぱいかけて犬を育てることは大切だけれど、飼い主には犬の身体の成長とともに、心も成長させてやる義務もある。
老犬になると、環境適応能力が落ちてきて、不安を感じやすくなるそうだ。
人間と同じく、カンペキ!な子育ては無理だとしても、今のうちから飼い主側が主導権をもって、正しくしつけたい。
お留守番中のワンコの様子が気になる~。
ただいま、カメラ付きの自動給餌器を検討中。