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広大な平城京跡でペットとウォーキング
「古都」奈良には、奈良公園や東大寺など、犬と一緒に楽しめる観光名所がいくつかある。
目の前で可愛いシカたちと出会える奈良公園も、ワンコと過ごすのにオススメのスポット。
奈良はゆっくりと時間が流れるところ。
古都京都もステキだけど、ゆるゆると過ごせる奈良も大好きなのだ。
奈良のゆるキャラのワンコ、雪丸もカワイイよ!
阪奈道路や近鉄電車から見える世界遺産の「平城京跡」の広大な敷地、前から気になってたんだよね。
平城京(へいじょうきょう/へいぜいきょう)は奈良時代の日本の首都。
その都を復元しようとする試みは1900年代初めには既に始まっており、建物は2010年(平成22年)の「平城遷都1300年祭」にほぼ完成した。
そして、2018年3月24日に「平城宮跡歴史公園」が開園し、新たに「朱雀門ひろば」が誕生した。
1977年:「平城遺跡博物館基本構想」の基で本格的な整備事業の開始
1998年:「朱雀門」、「東院庭園」の復原の完成
平城京跡を含む「古都奈良の文化財」がユネスコ世界遺産に登録
2001年:「第一次大極殿正殿」の復原工事の開始
2010年:「第一次大極殿正殿」の復原工事の開始
2018年:「平城宮跡歴史公園」が開園
この平城京跡を含む広大なスペース(甲子園球場約30個分)は、ただただ広い空き地という印象だったが、
「朱雀門ひろば」が完成し、憩いの場所が誕生した。
嬉しいことに、周囲に柵を設けたりせず、人々が無料で自由に出入りできるという寛大さ。
1300年前の都を体感できるってロマンだね~。
住所・アクセス
<アクセス>
大阪方面から
阪奈道路~ 約45分
第二阪奈道路(有料)~阪奈道路 約35分
駐車場
(駐車場)4箇所、「平城京跡MAP」を参照。
- 平城宮跡資料館(乗用車20台 大型バス駐車可能)9:00~17:00 無料
- 東院庭園(乗用車30台 大型バス2台)9:00~17:00 無料
- 遺構展示館(乗用車100台、大型バス7台)9:00~17:00 無料
- 朱雀門 交通ターミナル駐車場(大型バス20台、乗用車42台、障害者用3台) 8:00~23:00 有料
平城京跡をワンコと探索
「朱雀門(すざくもん)ひろば」
新しく完成した「朱雀門ひろば」は一番南の端にある。
まず、目に飛び込んでくるのが、復元された遣唐使船。
遣唐使船は全長30メートルの帆船。
この船に大勢のこぎ手が乗って唐の国を目指したわけだ。
遣唐使船の後ろには「芝生広場」があって、歌やダンスなども披露されるイベント用のステージがある。
乗船は無料。ただし残念ながらペットは同伴できないので注意。
そして、新しいお楽しみ施設がいくつか完成している。
いずれも屋内はペットは同伴できないけど、屋外はリード付きでお散歩は自由にできる。
この日は、オープニングイベントとあって、すごい人出が!
また、ゴールデンウイークには、壮大な「天平行列」も予定されているし、特に各種イベントは事前にチェックしておきたい。
1.平城宮いざない館
公園を楽しむための各種情報、発掘された出土品、平城宮全域の復原模型(1/200)、大型映像、平城宮一日絵巻などが展示されている。
<開館時間>10:00~18:00(入館は17:30まで)、夏期 6月~9月は10:00~18:30(入館は18:00まで)
<休館日>2月・4月・7月・11月の第2月曜日(祝日の場合は翌日)、12/29~1/1
<入館料金>無料
2.天平うまし館
カフェ、レストランがあって、イベントなどが行われる芝生広場を眺められる。また、交流スペースなどもあるので憩いのスポットになっている。
<開館時間>9:30~18:00(カフェ、レストランは22:00まで営業)
<休館日>年中無休
<入館料金>無料
3.天平みつき館
奈良県内の観光情報や特産品、平城京ゆかりの物品が販売されている。
<開館時間>9:30~18:00(物販は21:00まで営業)
<休館日>年中無休
<入館料金>無料
4.天平みはらし館
展望デッキや展望室から平城宮跡の眺望が楽しめる。また、VRシアターやレンタサイクル貸出所、ジョギング・サイクルステーションもある。
<開館時間>9:00~17:00
<休館日>月曜日(祝日の場合は翌日)、12/28~1/4
<入館料金>無料
5.天平つどい館
団体客用の集合スペース。
<開館時間>9:30~18:00
<休館日>年中無休
<入館料金>無料
平城京の正門「朱雀門(すざくもん)」
(開園時間)9:00~16:30(入園は16:00まで)
(休園日)月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)
(料金)無料
(ペット)建物内は不可
朱雀門とは--
平城宮の正門・朱雀門。
その前では外国使節の送迎を行ったり、大勢の人達が集まって歌垣などを行ったりし、正月には天皇がこの門まで出向き、新年のお祝いをすることもありました。
朱雀門の左右には高さ5.5mの築地がめぐり、130haの広さの宮城を取り囲んでいました。
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平城京を走る電車
北へ向かうと、近鉄電車の「朱雀門踏切」が現れる。
この辺りはまだまだ手付かずの雑草地だ。
平城京の中を走る電車は新・旧の文明がクロスしているようで、なかなか面白い光景。
踏切は平城京跡内に位置していて、列車の監視員が置かれている。
踏切利用時間帯は午前8時30分~午後5時までで、時間外は封鎖されて立ち入りできない。
電車の中から平城京跡を眺めるのも楽しそう!
そして、踏切を抜けると、とてつもなく広い広場が出現する。
この日は子供達が“たこあげ”を楽しんでいたり、健康的にランニングやウォーキングをしている人も。
もちろん、この広場はワンちゃんのお散歩にも最高の環境。
ノン、思いっ切り走りたくなるね!ここだったらロングリードでも大丈夫だよ!
儀式を行う「第一次大極殿(だいいちじだいごくでん)」
広場を北上して「第一次大極殿」へ。
(開園時間)9:00~16:30(入園は16:00まで)
(休園日)月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)
(料金)無料
(ペット)入園不可 ※南門からはペット入場はできないので注意しよう。
第一次大極殿とは--
朱雀門の真北約800mに堂々とそびえる「大極殿」。
正面約44m、側面約20m、地面より高さ約27m。直径70cmの朱色の柱44本、屋根瓦約9万7000枚を使った平城宮最大の宮殿。
その建物は奈良時代の中頃に、一時都とした恭仁(くに)宮に移築され、山城国の国分寺金堂になりました。
当時、天皇の即位式や外国使節との面会など、国のもっとも重要な儀式のために使われていました。
西方向には「平城宮跡資料館」があり、「みやと通り」という一般道の東側には「遺構展示館」や「東院庭園」という展示館や庭園もある。
とにかく広大な敷地で、それだけでも日本の王朝という規模感が伝わってくる。
わたしたちはそんな広大な敷地を再び南下し、次の目的地はお腹を満たしにドッグカフェへ。
かなり歩き回ったからお腹もぺこぺこ。
ロングリードにしてもらったから、楽しく散歩できた♫
奈良老舗のドックカフェ
「みやと通り」を南下すると道路沿いに「ぶりーだーかふぇ」というドッグカフェがある。
こちらは奈良では老舗のドッグカフェで、カフェ内にサロンも併設されている。
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外観も内装もウッド調で温かみがある。
スタッフの方々もみなフレンドリー。
犬連れ客が大半のせいか、犬用のブランケット等も多く用意されており、ワンコも落ち着いて過ごせそうだ。
早速、他のトイプードルさんたちともお友達に?
近くに住んでいれば常連になって仲良しのワンコも増えそうだ。
犬用も人間用もメニューが豊富。
お腹が空いたのでボリュームのあるそばめしを注文。
まとめ
平城京は思っていた通り、とてつもなく広い敷地。
「朱雀門ひろば」が誕生して、お楽しみも増えたうえに、ワンちゃんが気持ちよく散歩できるスペースには事欠かない。
ぜひ皆さまも愛犬と訪れて、スケールの大きな解放感と、世界遺産の重厚感を一緒に味わっていただきたい。
ちなみに、この広大な敷地を利用して、ドッグランを作りたいという地元の声もあるようだ。
「実現するとすばらしいな~。」