2017年ジャパンペットフェアでは、いろんな猫や鳥やは虫類などの動物たちと出会った。そして、なんといっても珍しいワンコたちと。
中でも、衝撃的だったのだが、
世界一大きい犬(背が高い)犬
と称される「アイリッシュウルフハウンド」のこの子。こんな犬今までに見たことない。
トイプードルの「のん」と比べて見ればどんなに大きいかお分かりいただけるだろう。ご機嫌さんでずっと寝っ転がってるところを2ショット(本物だよ!)
アイリッシュウルフハウンドってこんな犬
絶滅を逃れた歴史
その名のとおり、アイリッシュウルフハウンドの故郷はアイルランド。18世紀に入るまで、家畜をオオカミから守るためや、狩りに出かけるときの狩猟犬として、裕福な貴族や農家たちに飼われてきた。その後は、アイルランドからの輸出が増えて数が次第に減り、オオカミの駆除も進んで、一時期は絶滅寸前まで追いやられてしまった。
その後、愛好家のもとで、純血のアイリッシュウルフハウンドと、ボルゾイ、スコティッシュハウンド、グレート・デンなどとが掛け合わされて、今の犬種が生まれた。その堂々たる外観が穏やかな愛らしい性格と相まって人気を呼ぶようになった。
そういえば、味わい深い上品な顔立ちは、ヨーロッパの貴族を思わせる。
身体の特徴
足先から肩までの高さ(体高)は、平均76~86㎝で、個体によっては1mを超える個体もあり、立ち上がったら2mにもなる超ビッグサイズ。体重は、♂オスは49-55kg メス♀42-48kg程度。
上の写真の子は♀で約50㎏。下の写真の子は♂で約60㎏。大きく育ったね。
被毛は、ふわふわと柔らかく見えるが、触ってみるとけっこうな剛毛で、粗目のカーペットのようだ。これほどの体重を支えるために、皮膚にタコができて出血することも多いので、皮膚を保護してあげる丈夫な毛が必要なのかも。おうちではフカフカのクッションを用意してあげたい。これもまた貴族っぽい。
毛色はこのようにブラックやグレーの他、レッドやホワイトも。
顔の特徴は、なんといっても、このビヨーンと伸びた面長フェイス。
近い、近いよ!
ベロりとやられかけた。
穏やかな人懐っこい性格
「気は優しくて力持ち」。
昔から理想の男性像。そんな言葉がぴったりで、力強いたくましさと一緒に、優しく穏やかで、我慢強い。その一方で、神経質でナイーブな面も持ち合わせているから、愛情深く寄り添ってあげなくてはならない。
この日、初めて出会ったわたしたちにもすぐなついてくれた。ベロベロなめられそうになって逃げまどうわたし(笑)。お散歩中、出会う子供たちも最初はびっくりして怖がるけれど、顔を合わせるにつれお友達になっていくそうだ。
オヤジに似合うわ!
飼い方の注意
ただ、じゃれて寄ってきただけなのに、60㎏のタックルはさすがに強烈。ムチのようにしなるシッポのパンチも何度も受けた。リードを引っ張られると子供や老人ならひっくり返ってしまう危険性もある。
一日1時間以上の運動量を要し、運動不足になると肥満しやすく、心臓に負担をかける。もともと、体型や遺伝的な要因で、股関節や心臓の病気にかかりやすく、平均寿命は8歳程度と短い。
さすがに普通のマンション住まいの我が家では無理か。大きな庭付き一戸建てで大型犬を飼う生活はいつか実現する?
飼うとすれば、信頼のおけるブリーダーから入手して、トレーナーなどの元でちゃんとしつけておく必要があるだろう。
購入方法は?
この日、お邪魔したのは、大阪/岡山/東京に実店舗を置くボブテイルシュウ。
アイリッシュウルフハウンドだけでなく、希少なワンコやニャンコを扱っている。特に大阪店では可愛いミニチュアシュナウザーが豊富。
アイリッシュウルフハウンドの気になる価格は30万円程度だ。
販売だけでなく、トリミングサロンやペットホテル、保育園も併設されている。そして何より、経験豊かなスタッフとトレーナーさんたちがいろいろな相談に乗ってくれる。
親切でいい雰囲気のお店なので、ワンコとニャンコを見るだけでも立ち寄ってみてはいかが?平日がゆっくり相手をしていただけるのでおススメ。
ワンコ保育園、1匹ずつ登園中!
我が家のノンも小さいころから通わせていたら、ビビりな性格を直せたかも・・・。