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ペットと一緒に城崎を満喫しよう
城崎(きのさき)温泉は、特に冬場、「カニ食べたい!」と思うときに思いつく関西では有名な温泉地。
冬の温泉も楽しみだけど、今回は日本海の夏の綺麗なビーチを求めて、城崎温泉へ出かけてきた。
城崎は有名な温泉のわりに、「ペットと同室可」の宿が意外と少ないんだよね。
ペットホテルを備えた宿はあるんだけど・・・。
その中で今回、ペットと一緒の部屋で泊まれるホテルを見つけので紹介しよう。
それが城崎温泉近くの「レイセニット城崎スイートVILLA」。
住所・アクセス
〒669-6123 兵庫県豊岡市小島1220
<電車で>
大阪からは乗り換えせずに特急で3時間内という楽々アクセスだから気軽な週末旅にもぴったり。
「城崎温泉駅」との間の送迎(予約要)あり。
でもワンコ連れなら自家用車の方が大半かな。
<車で>
大阪からは、上の図のとおり、高速道路(中国自動車道~舞鶴若狭道~北近畿豊岡道)を経由して、「日高神鍋高原IC」を降りた後、国道312号線を北上。
こちらの所要時間も大阪から約3時間弱(途中休憩含む)くらいだろうか。
ドライブ途中の休憩は「西紀サービスエリア」がオススメ。
マンション風の施設
こちらの施設(築年月は1992年)は、元々リゾート型分譲マンションと会員制の施設だったところを、その後に一般向けのホテルとして営業を開始したようだ。
今も一棟は分譲オーナーが利用している。
そのために、建物の外観や構造(地下駐車場など)も、どちらかと言えば、ホテルというよりはマンションという印象を受ける。
部屋に入ってみると、後で紹介するようにそれがよく分かる。ちなみに全室スイート(50~85m2の和洋室)だ。
イースト棟とウエスト棟の2棟の間にプールのある中庭が広がっている。
プールの営業は7月1日~8月31日。
わたしたちの泊まったのは8月末の平日でプールは閑散としていた。子供たちの楽しい夏休みも終わった後かな。
ホテルの前は円山川の河口が目の前に広がっていて、そこにはヨットなどを係留しているマリーナが見える。
おそらく分譲オーナーは、マリーナに船を置いて釣りやマリンスポーツを楽しむ方々ではないだろうか。
少々「バブル」の香りを感じる。
大型犬もOKのお部屋
ホテルはペット連れ客も多いようだが、ロビーからの入館は不可。
イースト棟の地下駐車場に車を停めて、そこから1階へ上がる。
ワンコはエレベータNGで階段を利用することに。
廊下を歩いていくと、自然豊かな場所なので、いろいろな虫が出迎えてくれる。(笑)
この日は、たくさんのバッタに蛾、なんとカニも目の前を横歩きして通る。
蛾はちょっとイヤね~。
自然の中だから我慢、我慢。
部屋は、「広めのリビング」と廊下を挟んで「和室」の2部屋だ。
リビングにはミニキッチンが付設されていて、まさに小型のマンション。
ここで残念ポイント。
- 消毒の臭いか壁の臭いか分からないが部屋の臭いが気になる。ペット用の部屋のために消臭に気を遣いすぎたせいだろうか。
- 年数が相当経っているので、古さはいなめない。
*HPなどの写真では新築のようにキレイに写っているので、そのままを想像すると落差が大きいかも。
ただ、ワンコ連れでなければ、「素泊まりプラン」も充実しており、キッチンを利用して別荘のように使用することもできる。
出張や一人旅などであれば、ビジネスホテルと考えるとかなりお得かも。
和室は何だか実家に帰った風情がただよう。
逆に落ち着くと言えば落ち着く?
ベランダからは中庭のプールが見える。
ウエスト棟にさえぎられて円山川が見えないのが少し残念。
ペット用のアメニティグッズは一式そろっており、ゲージも完備されていて、手ぶらでも安心。
部屋に色鉛筆付きの日記帳が置いてあったので見てみると、この部屋に宿泊したワンちゃんたちが、写真やイラストを残していた。
珍しいことに、このホテルは大型犬の宿泊も可で、大型ワンコたちの宿泊記も見ることができた。
犬に関する本も何冊か用意されていて心遣いを感じる。
ちなみに、一昨日は我が家のワンコの誕生日で、ホテルからプレゼントのボールをいただいた。
めっちゃカワイイし、ボール大好きなんだけど、少々大きすぎて口に入りきらず、噛めないんだよね(笑)。
ありがとう!
室内の詳細はコチラ↓でどうぞ。
お部屋食が嬉しい
このホテルの一番良いところは、夕食も朝食もお部屋で食べられることだ。
食事は朝夕食ともに和室に用意してもらった。
我が家の犬は自宅以外で一人にすると、部屋の中で鳴き続けてしまうので(ちゃんとしつけないと!)、部屋食はとても助かる。
食事の内容は、口コミでは、「量が少ない」とか「手際が悪い」とかと辛口の意見もあった。
でも、夕食は、刺身、あわび、丹波牛の焼物、煮物など、中年夫婦のわたしたちにとっては十分に満足のいく量だった。
味はとびきり美味しいというわけではなく、中の下(辛口(笑))程度と思うが、多くの人の狙いはきっと蟹。
11月5日~3月31日の蟹シーズンで是非美味しいカニを満喫してもらいたい。
緑の中のドックラン
私たちが宿泊したのは1階の103号室。「ドッグラン」があるのは敷地の一番東の奥。
草木が茂っていて、自然のドックランといった感じだが、人工的なドックランより自然の草木が好きな我が家の犬は大喜びだった。
広さもそこそこあるので開放的な気分で遊べる。
ちょっと残念なお風呂
風呂は「こうのとり温泉」という名前が付いていたので、楽しみにしながらウエスト棟まで向かってみた。
でも、ごくごく普通の内風呂だけ。
露天風呂もないので少々がっかり・・・。
お風呂の横では家族らしきグループがカラオケ大会をお楽しみ中。フロント横では小さい子供が遊具に夢中。
このホテルは季節に合わせてイベントもいろいろと開催されている。
一家そろって、子供と犬を連れて大人数でワイワイガヤガヤ遊びにくると、楽しさも倍増するだろう。
ホテル周辺施設
城崎温泉街
城崎温泉街までは車で10分ほどかかる。
城崎温泉については、コチラの記事↓でご紹介。
城崎マリンワールド
車で約10分ほど走ると「城崎マリンワールド」がある。
アトラクションや体験型を取り入れていて、ロケーションも良い。
ペットキャリーを使用すればペット同伴可なので足を延ばしてみよう。
<駐車場>
料金(1日) 乗用車駐車場700円
<入園料>
[一般]
大人 | 小人(小・中学生) | 幼児(3才以上) |
2,470円 | 1,230円 | 620円 |
兵庫県立円山川公苑(ひょうごけんりつまるやまがわこうえん)
美術館、プール、スケート、カヌーなどの施設があって、特に子供向けのイベントなども企画されているので、家族で楽しめる施設。
屋外はペット同伴可。
気比(けい)の浜海水浴場・キャンプ場
ホテルから歩いて行ける海水浴場とキャンプ場。日本海が綺麗で海風が心地良いので、お散歩にはもってこい。
最後に
最初に書いたように城崎温泉には、ワンコルームを備えたホテル(同宿不可)はあるけど、意外とペット同伴の宿泊施設がない。
その中でもここ「レイセニット城崎スイートVILLA」はペットを歓迎してくれる貴重なホテルで有り難い。
特に大型犬と同部屋で泊まれて食べれるのはポイント高!
ただ、少し古さを感じる施設なので、残念ながらコスパ的には平均点をやや下回るかなと感じた。
ちなみに、温泉街にある「西村屋ホテル招月庭」では、中・小型犬用の「わんわんハウス」が用意されている。
同宿はできないが、自由に散歩やご飯をあげることができ、フロントのモニターで様子が確認できる。
同室にこだわらなければ検討してみてね。
日本海はやっぱり海がキレイ!