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愛犬もOKな「竹田城」周辺のお勧めスポット
「竹田城」と言えば、雲海に浮かび上がる「天空の城」として、関西ではかなりメジャーな観光スポット。
長い間、一度行こう!と思っていたところ、『ペットも一緒に行けるよ』との話。
国の史跡だから、当然ペットNGだと思い込んでたので意外だ。
城そのものではなく、城跡だからOKなのかな。
ということで、初秋の快晴の日に、我が家のわんこを連れていざ登城することにした。
竹田城の住所&アクセス
兵庫県朝来(あさご)市和田山町竹田古城山169番地
<アクセス>
- 車で-大阪からは約2時間、神戸からは約1時間30分。
- 大阪から 中国自動車道(吉川JCT)~舞鶴若狭自動車道(春日IC)~北近畿豊岡自動車道(「和田山IC」)下車 一般道約10分
- 大阪から 中国自動車道(福崎IC)~播但連絡道(「和田山IC」)下車 一般道約10分
- 電車で
JR播但(ばんたん)線の「竹田駅」下車
無人なのでICOCA等は使えないのでご注意。
竹田城がある和田山(わだやま)町は、樹齢が2,000年の「糸井の大カツラ」の木や、500mの藤棚が咲き乱れる「藤公園」なども見どころ。
竹田駅周辺を散策しよう
お目当ての竹田城に登る前にも、実はチェックしておきたいスポットがまわりにいくつかあるんだよね。
それも訪れて、いい思い出を作ろう。
JR播但(ばんたん)線の竹田駅周辺は、古いおもむきのある街並みが続き、ゆっくりとした時間が流れている。
無人の竹田駅を前にすると、まるで昭和の時代に立ち帰ったような気持ちになる。
わたしもこんな駅で電車通学してたのだ。
西の上方を見上げると、急勾配の山が見え、その山上にあるのが竹田城跡。
あそこまで登るのね・・・、ちょっと不安。
無料が嬉しい駐車場
竹田城周辺の駐車場はいくつかあり、嬉しいのが基本的に無料で駐車できること。
※ただし、Dの立雲峡駐車場は、協力金として普通車300円 が必要。
竹田駅周辺の散策には、C①の「竹田まちなか観光駐車場」が一番近くて便利。
わたしたちもこちらに駐車。
もし満車の時には、C②の「竹田区駐車場」(土日祝のみ)またはB①の「竹田城跡・立雲峡駐車場」も10分~20分の徒歩圏内。
古民家を改装した「ホテルEN」
こちらは、もともと木村酒造という築100年以上の建物を改築してできたホテル。
母屋4室(「桜」「藤」「欅」「桂」)と、離れ1棟貸の「楠」の計5室しかない贅沢さ。
写真でもお分かりのように、もともと城下町の歴史ある酒造所をリノベートしており、建物、調度品、庭、どれをとっても歴史の重みが伝わってくる風格がある。
それに加えて、料理も料理界の重鎮、石井之悠氏監修の本格的フレンチ料理が味わえる。
和洋のギャップを超えて、食事も一級品。
宿泊客以外でもランチ&ディナーが楽しめるので、酒蔵の雰囲気そのままのレストランでフレンチという「新×旧」の空気を味わってほしい。
こんな一級品のホテルに、なんと離れ1棟貸の「楠」でペットと宿泊ができるのだ。
さすがに料金はお高めだけど、ペットと泊まって、竹田城跡を巡れば、きっといい思い出ができるだろう。
観光前に立ち寄りたい情報館「天空の城」
ホテルENの隣にあり、ホテルとほぼ一体化しているのが「情報館 天空の城」。
竹田城の石垣を再現したジオラマや、竹田城跡を空から眺めた模型などが設置されている他、竹田城以外の朝来市の観光スポットの情報が一手に集められている。
竹田城の歴史から現在までをまとめたビデオが見られるシアターも完備。
スタッフも常駐しているので、分からないことや、おススメの場所などを聞くことができるのでとても便利。
情報館の横のワークショップではしょうゆや味噌作りなどが体験できる。
お寺巡り
「情報館 天空の城」から線路を渡ると、竹田駅の裏手に向かって4つのお寺が並んでいて、このあたりは「寺町通り」と呼ばれている。
お寺の前には、にしき鯉が泳ぐ小川が流れていて、城下町の風情をかもし出してくれる。
4つ並んでいるのは珍しく思い調べてみると、それぞれ竹田城主を供養しているお寺のようだ。
今となっては城跡となった竹田城にしばし思いをめぐらせる。
~朝来市HPより~
善證寺:瓦に載った築地塀が美しい善證寺は14世紀に創建され、寛永年間(1624-1643)に現在地へ移されたと伝えられています。
常光寺:山名宗全の四天王の一人であり、竹田城の初代城主、太田垣光景の菩提寺。光景公の墓碑とされる石塔が残っています。正親町天皇の勅願時になったため、筋壁5条引きの白線が入っている。山門前の石橋は、宝永4年(1707年)5月手記銘のあるものでは但馬最古といわれている。
勝賢寺:赤松広秀の前の城主、桑山修理太夫重晴ゆかりの寺です。重晴の嫡子夫妻の墓碑と伝わる五輪の双塔があります。かつては赤松公家臣、平位善右衛門の屋敷跡といわれています。
法樹寺:竹田城最後の城主赤松広秀の菩提寺です。赤松公は文人としても優れ、領民から慕われる武将でしたが、関ヶ原の合戦で西軍に属し敗北。その後、鳥取城攻めで城下に火を放ったとされ、鳥取(真教寺)で自刃しました。境内の裏手に墓碑が祀られています。その横には、無数の無縁仏の石碑があり、菊花御所車の紋章入りの墓碑もあって、木地師の墓といわれています。
このように寺を拝観しながら、風情ある通りを歩いて行くと「竹田城址登山道」の入口にたどり着く。
ただし、竹田城跡へのルートは他にもあり、登り方については別記事で紹介。
カフェで一休み
竹田城跡に登るのは、実はちょっとした運動。
その前にちょっと一休みして、美味しいものでエネルギーを補給しておきたいところ。
ホテルENから竹田駅に向かう途中にある古民家風カフェ「寺子屋」は、テラス席がペット可。
「寺子屋」の対面にあるのが「竹田インキュベーション段々」。
2年ほど前にでき、新しいお店が4店舗入っているお洒落なSHOP。
でも、残念ながらこちらはペット同伴は不可。
(1階)
- ベーカリー「焼き立てパン工房苺一笑(いちごいちえ)」
- 焼き和菓子「真菜焼(まなやき)」
- 台湾カフェ「福苗(ふくなえ)」
(2階)
- お土産「辻処ぼん」
一休みした後は、「竹田城跡」へ登城!実際の体験記はコチラ↓の記事でぜひ。